トップ
>
裳裾
>
すそ
ふりがな文庫
“
裳裾
(
すそ
)” の例文
そして
裳裾
(
すそ
)
をぬらしながら、やつと半分そこ/\の水を汲んで来ると、炊事場の大きな水甕にあけ、今度は次の二人と代るのでした。
先生と生徒
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
その裾を、鬼六の足に踏まれて、前へのめッた、でも、長い
裳裾
(
すそ
)
はどこからか
断
(
き
)
れて、彼の瀕死な影は、なお、よろ
這
(
ば
)
いつつも逃げていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女神
(
めがみ
)
らは、
手
(
て
)
を
取
(
と
)
り
合
(
あ
)
って、
素足
(
すあし
)
で、
長
(
なが
)
い、
緑色
(
みどりいろ
)
の
裳裾
(
すそ
)
をひきずって、
入
(
い
)
り
乱
(
みだ
)
れて
舞
(
ま
)
いました。また、
男神
(
おがみ
)
は、
声高
(
こえたか
)
らかに
海の踊り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小さな頭、長い
裳裾
(
すそ
)
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
ひらと、その長い
裳裾
(
すそ
)
が車の
簾
(
れん
)
を離れたのと、その後ろで
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
裳
漢検準1級
部首:⾐
14画
裾
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
“裳”で始まる語句
裳
裳着
裳衣
裳層
裳帯
裳伏
裳著
裳脱
裳引
裳抜