“かほよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
容姿端正11.1%
容姿麗11.1%
容姿麗美11.1%
形姿美麗11.1%
顏容麗美11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ維廉ヰルヘルム一世の街に臨めるまどに倚り玉ふ頃なりければ、樣々の色に飾り成したる禮裝をなしたる、かほよき少女の巴里まねびの粧したる、彼も此も目を驚かさぬはなきに
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ここに天皇、吉備きび海部あまべあたへが女、名は黒日賣くろひめそれ容姿端正かほよしと聞こしめして、喚上めさげて使ひたまひき。然れどもその大后の嫉みますをかしこみて、本つ國に逃げ下りき。
それ神の御子といふ所以ゆゑは、三島の湟咋みぞくひが女、名は勢夜陀多良せやだたら比賣、それ容姿麗かほよかりければ、美和の大物主の神、見でて、その美人をとめ大便くそまる時に、丹塗にぬりになりて、その大便まる溝より
ここに天皇、三野みのの國の造の祖、大根おほねの王が女、名は兄比賣えひめ弟比賣おとひめ二孃子ふたをとめ、それ容姿麗美かほよしときこしめし定めて、その御子大碓おほうすの命を遣して、し上げたまひき。
天皇吉野えしのの宮にいでましし時、吉野川の邊に、童女をとめあり、それ形姿美麗かほよかりき。かれこの童女を召して、宮に還りましき。
日向の國の諸縣もらがたの君が女、名は髮長かみなが比賣それ顏容麗美かほよしと聞こしめして、使はむとして、し上げたまふ時に、その太子ひつぎのみこ大雀の命、その孃子をとめの難波津にてたるを見て
ここにあま日高日子番ひこひこほ邇邇藝ににぎの命、笠紗かささ御前みさきに、かほよ美人をとめに遇ひたまひき。