“妍”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
けん78.8%
かおよ6.1%
かほよ6.1%
あざ3.0%
あで3.0%
みめよ3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“妍”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 関東地方100.0%
文学 > イタリア文学 > 詩7.1%
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一肌一容いつきいちよう、態ヲ尽シけんヲ極メ、ゆるク立チ遠ク視テ幸ヒヲ望ム。まみユルコトヲ得ザルモノ三十六年……
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ついて行くと、正続院の一庵の裏庭で、艶なる牡丹十数株が、薄暮の中に、見る人もなくけんきそっているのだった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、波風のまぎれに声高に申ししが、……船助かりしあとにては、婦人のかおよきにつけ、あだ心ありて言いけむように、色めかしくも聞えてあたりはずかし。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
年紀とし三十みそじに近かるべし、色白くかおよき女の、目の働き活々いきいきして風采とりなりきゃんなるが、扱帯しごききりりともすそを深く、凜々りりしげなる扮装いでたちしつ。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かほよ少女をとめ巴里パリーまねびのよそほひしたる、彼も此も目を驚かさぬはなきに、車道の土瀝青チヤンの上を音もせで走るいろ/\の馬車、雲に聳ゆる楼閣の少しとぎれたるところには
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
胸張り肩聳えたる士官の、まだ維廉ヰルヘルム一世の街に臨めるまどに倚り玉ふ頃なりければ、樣々の色に飾り成したる禮裝をなしたる、かほよき少女の巴里まねびの粧したる、彼も此も目を驚かさぬはなきに
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
桃の節句は女の子の祝うものだけに、煎米、煎豆、菱餅。白酒の酔いにほんのりと色ざした、眼元、口元、ふくよかな頬にまで花のあざやかさを見せたる、やがての春も偲ばるるものである。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
その時は時雨しぐれの中に立ち尽す島田姿が常よりはあでやかに余がひとみを照らした。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さればイフィジェニアはそのみめよきがために泣き、かゝる神事じんじを傳へ聞きたる賢者愚者をしてまた彼の爲に泣かしむ 七〇—七二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)