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妍
ふりがな文庫
“妍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けん
75.7%
かおよ
8.1%
かほよ
8.1%
あざ
2.7%
あで
2.7%
みめよ
2.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けん
(逆引き)
また、内裏から御供してきた女房たちも、一の車、二の車、三の車と、それぞれの簾から匂いこぼれて、末の廂の間に
妍
(
けん
)
を競うた。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妍(けん)の例文をもっと
(28作品)
見る
かおよ
(逆引き)
といいかけてまず
微笑
(
ほほえ
)
みぬ。
年紀
(
とし
)
は
三十
(
みそじ
)
に近かるべし、色白く
妍
(
かおよ
)
き女の、目の働き
活々
(
いきいき
)
して
風采
(
とりなり
)
の
侠
(
きゃん
)
なるが、
扱帯
(
しごき
)
きりりと
裳
(
もすそ
)
を深く、
凜々
(
りり
)
しげなる
扮装
(
いでたち
)
しつ。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
妍(かおよ)の例文をもっと
(3作品)
見る
かほよ
(逆引き)
浮世
(
うきよ
)
に
鏡
(
かゞみ
)
といふ
物
(
もの
)
のなくば、
我
(
わ
)
が
妍
(
かほよ
)
きも
醜
(
みにく
)
きも
知
(
し
)
らで、
分
(
ぶん
)
に
安
(
やすん
)
じたる
思
(
おも
)
ひ、九
尺
(
しやく
)
二
間
(
けん
)
に
楊貴妃
(
ようきひ
)
小町
(
こまち
)
を
隱
(
か
)
くして、
美色
(
びしよく
)
の
前
(
まへ
)
だれ
掛
(
がけ
)
奧床
(
おくゆか
)
しうて
過
(
す
)
ぎぬべし
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
妍(かほよ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
あざ
(逆引き)
白酒の酔いにほんのりと色ざした、眼元、口元、
豊
(
ふく
)
よかな頬にまで花の
妍
(
あざ
)
やかさを見せたる、やがての春も偲ばるるものである。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
妍(あざ)の例文をもっと
(1作品)
見る
あで
(逆引き)
昔
(
むか
)
し住吉の
祠
(
やしろ
)
で芸者を見た事がある。その時は
時雨
(
しぐれ
)
の中に立ち尽す島田姿が常よりは
妍
(
あで
)
やかに余が
瞳
(
ひとみ
)
を照らした。箱根の大地獄で
二八余
(
にはちあま
)
りの西洋人に
遇
(
あ
)
った事がある。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
妍(あで)の例文をもっと
(1作品)
見る
みめよ
(逆引き)
さればイフィジェニアはその
妍
(
みめよ
)
きがために泣き、かゝる
神事
(
じんじ
)
を傳へ聞きたる賢者愚者をしてまた彼の爲に泣かしむ 七〇—七二
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
妍(みめよ)の例文をもっと
(1作品)
見る
妍
漢検1級
部首:⼥
7画
“妍”を含む語句
嬋妍
妍々
妍媚
妍麗
鮮妍
妍姿傷
妍爛
妍美
妍艶
妍華
妍醜瞭然
妍雅
嬋妍窈窕
眉目妍
繊妍
“妍”のふりがなが多い著者
邦枝完二
アリギエリ・ダンテ
吉川英治
橘外男
樋口一葉
内田魯庵
木暮理太郎
森鴎外
中里介山
北村透谷