“美色”の読み方と例文
読み方割合
びしよく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翠色(すゐしよく)したヽる松(まつ)にまじりて紅葉(もみぢ)のあるお邸(やしき)と問(と)へば、中(なか)の橋(はし)のはし板(いた)とヾろくばかり、扨(さて)も人(ひと)の知(し)るは夫(それ)のみならで、一重(ひとへ)と呼(よ)ばるヽ令孃(ひめ)の美色(びしよく)
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
浮世(うきよ)に鏡(かゞみ)といふ物(もの)のなくば、我(わ)が妍(かほよ)きも醜(みにく)きも知(し)らで、分(ぶん)に安(やすん)じたる思(おも)ひ、九尺(しやく)二間(けん)に楊貴妃(ようきひ)小町(こまち)を隱(か)くして、美色(びしよく)の前(まへ)だれ掛(がけ)奧床(おくゆか)しうて過(す)ぎぬべし
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
寐屋(ねや)の燈火(ともしひ)またヽく影(かげ)もあはれ淋(さび)しや丁字頭(ちやうじがしら)の、花(はな)と呼(よ)ばれし香山家(かやまけ)の姫(ひめ)、今(いま)の子爵(ししやく)と同(おな)じ腹(はら)に、双玉(さうぎよく)の稱(とな)へは美色(びしよく)に勝(かち)を占(し)めしが、さりとて兄君(あにぎみ)に席(せき)を越(こ)えず
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)