“美作”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みまさか92.7%
びさく5.5%
みまさく1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……されば九州で危いのはまず黒田と細川(熊本)であろう……と備後びんご殿(栗山)も美作みまさか殿(黒田)も吾儕われらに仰せ聞けられたでのう。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
山蚕織やままゆおりのごつい大口袴おおぐち胴服どうぶくといった姿である。美作びさくの短刀一本、帯の前にたばさみ、腰の坐りもシャンとして折目ただしい。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利章の姉婿あねむこで、當時睡鴎すゐあうと名告つてゐた黒田美作みまさくが邸と、其向側の評定所ひやうぢやうしよとへ引き上げさせた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)