“美作国”の読み方と例文
読み方割合
みまさかのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、そういうわけなら、すこしでもはやれておいでなさい。ここから美作国みまさかのくにまで行くのでは、たっぷり二日ふつかみちのりだから。」
しっぺい太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
明治二十一年五月十五日、岡山県美作国みまさかのくに真島郡下方村、妹尾与一郎氏方にて一の牝猫を産す。これを名づけてしまという。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
鬼は降伏して被っていた鬼面おにめんを脱いだ。銀之助ぎんのすけ様ととなえていた若者で、穉くて美作国みまさかのくに西北条郡にしほうじょうごおり津山つやまの城主松平家まつだいらけ壻入むこいりした人であったそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)