“津山”の読み方と例文
読み方割合
つやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西暦一七二六年、美作みまさか津山つやまにおこった八千人の百姓一揆は、「殿様にうらみあり。」という表現をもっておこなわれた騒擾であった。
鬼は降伏して被っていた鬼面おにめんを脱いだ。銀之助ぎんのすけ様ととなえていた若者で、穉くて美作国みまさかのくに西北条郡にしほうじょうごおり津山つやまの城主松平家まつだいらけ壻入むこいりした人であったそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
尤も其の筈で、出が宜しい。これは津山つやまの御城主、其の頃松平越後守まつだいらえちごのかみ様の御家来遠山龜右衞門とおやまかめえもんの御内室の娘で、以前は可なりな高を取りました人ゆえ、自然と品格がちがって居ります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)