“美作守政義”の読み方と例文
読み方割合
みまさかのかみまさよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時政治が鎖国開国のちまたに臨んでゐた如くに、医方も亦漢方洋方の岐に臨んでゐた。正弘は彼に於て概ね開国論に左袒し、伊沢美作守政義みまさかのかみまさよしの洋行の議をさへ容れた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
正弘等の浦賀に派した応接掛の中には、蘭軒等の総本家の当主、此稿のはじめに載せた伊沢美作守政義みまさかのかみまさよしが加はつてゐた。一行の首席は復斎林韑ふくさいりんゐで、随員には柳浪松崎純倹りうらうまつざきじゆんけんがあつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)