“兄君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あにぎみ66.7%
にいさん16.7%
あにきみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寐屋(ねや)の燈火(ともしひ)またヽく影(かげ)もあはれ淋(さび)しや丁字頭(ちやうじがしら)の、花(はな)と呼(よ)ばれし香山家(かやまけ)の姫(ひめ)、今(いま)の子爵(ししやく)と同(おな)じ腹(はら)に、双玉(さうぎよく)の稱(とな)へは美色(びしよく)に勝(かち)を占(し)めしが、さりとて兄君(あにぎみ)に席(せき)を越(こ)えず
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「おとうさま、川島の兄君(にいさん)が」と叫びつつ、花をさげたる十ばかりの男児(おのこ)武男がそばに走り寄りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
一身(いつしん)つかれて痩(や)せに痩(や)せし姿(すがた)、見(み)る兄君(あにきみ)の心(こヽろ)やみに成(な)りて、醫藥(いやく)の手當(てあて)に手(て)づからの奔走(ほんそう)いよいよ悲(かな)しく、果(はて)は物言(ものい)はず泣(なみだ)のみ成(な)りしが、八月(やつき)の壽命(じゆみやう)此子(このこ)にあれば、月足(つきた)らずの、聲(こゑ)いさましく揚(あ)げて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)