“兄妹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きょうだい76.9%
きやうだい12.0%
けいまい2.6%
はらから2.6%
ふたり2.6%
あにいもと1.7%
あにいもうと0.9%
けうだい0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“兄妹”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「送別会」とは名ばかりのような粗末な食事でも、こうして三人の兄妹きょうだいの顔がそろうのはまたいつのことかと思わせた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
兄妹きょうだいして薪屋まきやの二階を一間借りて、妹は毎日刺繍ぬいとり稽古けいこかよっているのだそうである。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そしておほくのおまへ兄妹きやうだいたちが、土地とちはれ職場しょくばこばまれ、えにやつれ
園の兄妹きやうだいは三人とも見るからに正しい武家の血を引いて胸深い義侠と質実さと、夢に富み、和やかな影を持つた美型だつた。
淡雪 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
私は親子おやこ相啣あいは兄妹けいまい相姦あいかんする獣類の生活をも少しもいたましくまた少しもいとわしく思っていない。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
無事郷里に着き、母上兄妹けいまいつつがなきを喜びて、さて時ならぬ帰省の理由かくかくと述べけるに
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「呉侯はわが兄。兄妹はらからの間のことを、臣下の分際で、何を差出がましくいうぞとのみ、お耳にかけるふうもありません」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄思いだのう。——いや兄妹はらからの仲の美しいのは、見よいもの」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄妹ふたりは本郷真砂町まさごちやうの素人屋にへやを並べてゐて、信吾は高等学校へ、静子はなにがしの美術学校へ通つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
兄妹ふたりは本郷眞砂町の素人屋に室を並べてゐて、信吾は高等學校へ、靜子は某の美術學校へ通つた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それは、どちらもチルチル、ミチルの兄妹あにいもとの物語で、ことに男の主人公のチルチルが、前は十一歳の幼年時代、のちは十七歳の少年時代とわかれて、活躍してゐるからです。
三「うなれば兄妹あにいもとの縁を切るぞ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もしやして、二人が兄妹あにいもうとだったら——と。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
今は私あの方にたゞ兄妹けうだいの愛しか持つてないのですけれど、若し強ひられて妻となつたとしたら、私多分あの方に對して、のつぴきならぬ、妙な、責められるやうな愛を持ち得るとは想像出來ます、何故つて、あの方はあんなに才能がお有りですし、それにあの方の樣子や、態度や、お話には、或る英雄のやうな莊嚴さがありますから。