兄妹ふたり)” の例文
『えゝ。』と言つて、さも可笑相をかしさうな目附をする。昌作といふのは父信之の末の弟、兄妹ふたりには叔父に違ひないが、齡は靜子よりも一つ下の二十一である。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
三郎兵衛は、具足を解いて、平服となってから書院へ出、兄妹ふたりを迎えた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『ええ。』と言つて、さも可笑相をかしさうな目付をする。昌作といふのは父信之の末の弟、兄妹ふたりには叔父に違ひないが、齢は静子よりも一つ下の二十一である。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
兄妹ふたりは本郷眞砂町の素人屋に室を並べてゐて、信吾は高等學校へ、靜子は某の美術學校へ通つた。當時少尉の松原政治が、兄妹ふたりに接近し初めたのは、其後間もなくの事であつた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
兄妹ふたりは本郷真砂町まさごちやうの素人屋にへやを並べてゐて、信吾は高等学校へ、静子はなにがしの美術学校へ通つた。当時少尉の松原政治が、兄妹ふたりに接近し始めたのは、其後間もなくの事であつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)