“はらから”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハラカラ
語句割合
同胞53.4%
兄弟20.7%
姉妹10.3%
兄妹5.2%
弟妹3.4%
同兄弟1.7%
同胞達1.7%
幼弟妹1.7%
肉親1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君は同胞はらからを探すことに夢中になっているようだが、たといそれを探し当てても、君はサッパリしないに決っているよ」
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこでいよいよマハツブの話になるが、昔の昔の大昔、酸漿ほおずきとマハツブとは姉と妹、二人の同胞はらからであったという。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また「汝が兄弟はらからありや」と問ひたまへば答へ白さく、「我が姉石長いはなが比賣あり」とまをしたまひき。
宗矩は、さっきからそれを怪しんでいたが、老人も兄弟はらからも、五郎右衛門については、一言も触れないので、とうとう訊ね出したのである。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島にかえる娘二人は姉妹はらかららしく、頭に手拭てぬぐいかぶり手に小さき包み持ちぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
日支親善のため、東本願寺の光瑩こうけい上人の姉妹はらからが、しん帝との縁組の交渉は内々進んでいたのに沙汰さたやみになったが——武子さんのは、十七の一月三日
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「呉侯はわが兄。兄妹はらからの間のことを、臣下の分際で、何を差出がましくいうぞとのみ、お耳にかけるふうもありません」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄思いだのう。——いや兄妹はらからの仲の美しいのは、見よいもの」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その幼き弟妹はらから二人は病める姉をなつかしがりて、しばしば母に請えど、病を忌み、かつは二人の浪子になずくをおもしろからず思える母は、ただしかりてやみぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
……故郷を離るる幾百里、望めば茫々ぼうぼうとして空や水なる海、山の上にも山ある山国に母をおもい、父を憶うて、恋しき弟妹はらからの面影を偲ぶ心如何いかならん。
ここに圓野まとの比賣やさしみて「同兄弟はらからの中に、姿みにくきによりて、還さゆる事、隣里ちかきさとに聞えむは、いとやさしきこと」といひて、山代の國の相樂さがらかに到りし時に、樹の枝に取りさがりて、死なむとしき。
たくさん生れた同胞達はらからが、皆早死にをしたのも、そんなことが原因になっているのではあるまいかとも考えられる。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
おりから「ねえさまが来たよ姉さまが」と子供の声にぎやかに二人ふたり幼弟妹はらから走りで来たりて、その母の「静かになさい」とたしなむるも顧みず、左右より浪子にすがりつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「そうじゃよ。知らんかの。常陸の国香から添え手紙あって、生来、痴鈍ちどんな童、故あって、郷里にもうとまれ、とかく、肉親はらからたちとも、折合いのむずかしい者故、長く、当家の下僕のうちになと、飼いごろしに、召使うてくれいとあったので——そのまま館においておる」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)