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はらから
ふりがな文庫
“
姉妹
(
はらから
)” の例文
稚きより睦びあへりし
姉妹
(
はらから
)
のちぎりもかくは一朝にして絶え果てき。そが上君が哀傷を聞けば狭き胸のうちいよ/\堪うまじくなりぬ。
『聊斎志異』より
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
げに治子の
姉妹
(
はらから
)
なりと言わんもわれいかでたやすく疑い
得
(
う
)
べき、ことに最初わが方を振り向きし時のまなざしは治子のと少しも
違
(
たが
)
わず
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
故
衷
(
ちゅう
)
博士がこの
姉妹
(
はらから
)
ふたりを並べて、ませ子は部屋で見る女、栄子は舞台で見る女といったというが、わたしは、老年の衷氏の前にいる欣々女史は孫
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
守護
(
まもり
)
給ふ物成らんと又妹お富も長庵に
欺
(
あざむ
)
かれて此丁字屋へ
賣
(
うら
)
れ來しかば
姉妹
(
はらから
)
手と手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
俳優
(
やくしゃ
)
のうちに
久米五郎
(
くめごろう
)
とて
稀
(
まれ
)
なる美男まじれりちょう噂島の娘らが間に高しとききぬ、いかにと若者
姉妹
(
はらから
)
に向かっていえば二人は顔赤らめ、
老婦
(
おうな
)
は大声に笑いぬ。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
聞よりも思はず知らず聲を
揚
(
あげ
)
わつとばかりに
泣沈
(
なきしづ
)
む母の
横死
(
わうし
)
の有樣が
眼
(
め
)
に見る樣に思はれて
姉妹
(
はらから
)
二人が心の
内
(
うち
)
哀
(
あは
)
れと言も餘りあり又長庵は是を聞是三次何を云夫は
幾度
(
いくたび
)
云ても
汝
(
おのれ
)
が殺した話し夫を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
武子さんは
暹羅
(
シャム
)
の皇太子に
入輿
(
にゅうよ
)
の儀が会議され——明治の初期に、日支親善のため、東本願寺の
光瑩
(
こうけい
)
上人の
姉妹
(
はらから
)
が、
清
(
しん
)
帝との縁組の交渉は内々進んでいたのに
沙汰
(
さた
)
やみになったが——武子さんのは
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「紀州連れてこのたびの芝居見る心はなきか」かくいいし若者は源叔父
嘲
(
あざけ
)
らんとにはあらで、島の娘の笑い顔見たきなり。
姉妹
(
はらから
)
は源叔父に
気兼
(
きが
)
ねして
微笑
(
ほほえみ
)
しのみ。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
隱
(
かく
)
され給ふ
由
(
よし
)
然樣
(
さやう
)
にては
跡々
(
あと/\
)
の
仕樣
(
しやう
)
も御座なく
母樣
(
はゝさま
)
御一人にてお
困
(
こま
)
り成るゝは申迄もなく元は
妾
(
わらは
)
姉妹
(
はらから
)
二人を斯樣に
御育下
(
おそだてくだ
)
され候よりお
物入
(
ものいり
)
多く夫ゆゑ御難儀にも相成し事なれば
數
(
かず
)
ならねども私しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
霧雨
(
きりあめ
)
のなごり冷ややかに顔をかすめし時、一陣の風木立ちを過ぎて夕闇
嘯
(
うそぶ
)
きし時、この
切那
(
せつな
)
われはこの
姉妹
(
はらから
)
の行く末のいかに浅ましきやを
鮮
(
あざ
)
やかに見たる心地せり。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
源叔父は五人の客乗せて
纜
(
ともづな
)
解かんとす、三人の若者駈けきたりて乗りこめば舟には人満ちたり。島にかえる娘二人は
姉妹
(
はらから
)
らしく、頭に
手拭
(
てぬぐい
)
かぶり手に小さき包み持ちぬ。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
姉妹
(
はらから
)
共に色
蒼
(
あお
)
ざめたれど楽しげなり。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“姉妹”の解説
姉妹(しまい)は、本人からみて傍系2親等の(すなわち共通の親をもつ)女性、結婚や養子縁組によって前述の女性と同等の関係となった女性のこと、またそのような関係にある2人以上の女性のことも指す。
(出典:Wikipedia)
姉
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
妹
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
“姉妹”で始まる語句
姉妹品
姉妹中
姉妹分
姉妹城
姉妹敵
姉妹等