“入輿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にゅうよ75.0%
じゆよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天子でおいでになるのではないから入内じゅだいの式とも違い、親王夫人の入輿にゅうよとも違ったものである。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
家定の室は、島津斉彬の養女篤姫で、安政三年十一月十一日藩邸から本丸へ入輿にゅうよしたのであるが、将軍のからだがこんな訳であるから、篤姫一生の心身は、お察しして見て哀れである。
『七面鳥』と『忘れ褌』 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
皇后陛下御入輿じゆよの儀に付ては、維新前年より二条殿、中山殿等ことほか心配致され、両卿より忠至に心懸御依頼に付奔走の折柄、兼て山陵の事に付懇意たりし若江修理大夫娘薫儀
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)