“入内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅだい91.7%
じゆだい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院が昔このお后の入内じゅだいの時お贈りになった髪上くしあげの用具に新しく加工され、しかももとの形を失わせずに見せたものが添えてあった。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
兼実の女宜秋門院ぎしゅうもんいんが後鳥羽天皇の女御にょうごとして入内じゅだいのときの屏風の歌や、良経邸での歌会の歌やばかりで占められているといってもよい位である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
不比等の女(三千代の腹ではない)宮子は入内じゆだいして文武天皇の夫人となつた。文武天皇は妃も皇后もめとらず、宮子は実質上の皇后だつたが、天皇は二十五で夭折した。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)