“入水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅすい76.9%
じゆすゐ9.6%
じゆすい7.7%
にゅうすい5.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにしても越前屋の亭主が鯉を釣り損じて川に落ちたなどという出たらめをなぜ云ったのか。そうして、自分がなぜ入水じゅすいしたのか。
半七捕物帳:44 むらさき鯉 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
たづね出さんと又々諸國しよこくへ手をまはされけれ共靱負の在家ありか少しも知ず其中そのうち西國へ差出さしいだされたる探索たんさくの者より靱負は泉州せんしうさかひにて入水じゆすゐせしと云事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
途上ニ会フモ道ヲ避ケテ通レル事、何カノ川柳ニ見及ビタル事アリ、小生ノ宅ノ筋向フノ淵下(明治八、九年迄)毎夏入水じゆすいノ女アリシ、小生何事モ知ラズ走リ行キ見ルニ
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おんなあぶらつぼ断崖がけうえりまして、しきりに小石こいしひろってたもとなかれてるのは、矢張やは本当ほんとう入水にゅうすいするつもりらしいのでございます。