“自尽”の読み方と例文
読み方割合
じじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輩下の若者たちが自尽じじんしたのを見とどけると、モーナルーダオは一族十六名を引きつれて自分の耕作小舎へ帰って行った。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
一番目「楼門五三桐さんもんごさんのきり」は五幕に分る。宋蘇卿明そうそけいみん真宗しんそうの命に此村大炊之助このむらおおいのすけと名乗り、奴矢田平やだへいと共に真柴久次ましばひさつぐに仕へ、不軌ふきを謀りしが、事あらわれて自尽じじんす。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
そなたもとおり、わし自尽じじんしててたのじゃが、この自殺じさつということは神界しんかいおきてとしてはあまりほめたことではないらしく、自殺者じさつしゃ大抵たいていみな一たんはくらところかれるものらしい。