“自由”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じゆう59.2%
じいう15.3%
まま12.2%
フライハイト3.1%
じゅう2.0%
まゝ2.0%
かって1.0%
きまま1.0%
わがまま1.0%
スタアンリバティ1.0%
(他:2)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“自由”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)15.8%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)5.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おけらは、なぜ自分じぶんには、あのような自由じゆうべるうつくしいはねがないのかとあやしみました。
おけらになった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たとえこうしていることが、どんなに自由じゆうであっても、ふるさとのことをおもさずにいられなかったのです。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
成程なるほどきにいたうへにも、寝起ねおきにこんな自由じいうなのはめづらしいとおもつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれやつれた身體からだからひど自由じいううしなつたやうにかんぜられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「それじゃあ妾はどんなことをしても、がれることは出来ないんだね。仕方がないから自由ままになろうよ」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それも夢のように消えて、自分一人になると、自由ままにならぬ方の考えばかり起ッて来て、自分はどうしても此楼ここに来年の四月まではいなければならぬか。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
絶対の自由フライハイトを要求する僕の態度が間違っていれば、そこから起って来る僕の考索はすべて無価値のものとなってしまうわけである。
緑色の太陽 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
そしてやがて、ジヨン・モストの『自由フライハイト』によつて、無政府主義者としての自覚を得、更にアメリカの最上知力者によつて、無政府主義の思想を学びはじめた。
乞食の名誉 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
敏捷びんしょうで、自由じゅうで、怜悧れいりで、なんでもよくっているみつばちは、きっと昨夜ゆうべのできごともっているであろう。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それもそのはずのこと、おひめさまの大事だいじにされていた小鳥ことりは、かごをて、自由じゅうになりますと、よるひるたびをして、自分じぶんまれたみなみほうしまかえってきたのです。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なさけなしまだ其樣そんなこと自由まゝにならば此胸このむねなかつて御覽ごらんれたし。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
こゝろ自由まゝなる人間は、とはにづらむ大海おほうみを。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
「そうか、それほどまでに所望しょもうなら代えてやろうか、じゃが、五両出して妖怪ばけものの首を欲しがる奴は、天下広しといえども貴様だけだろうよ、自由かってにせい」
轆轤首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、その顔を睨むように、嘉門は鋭く見やったが、「娘も十九になりました。婿取りせねばなりませぬ。大事な年頃なのでございますよ。若いりっぱなお武家様などと、こっそり人気のない花の蔭などで、自由きままな話などをしていては……ハッハッハッ、何をつまらない! つまらないことをいい出しましたなあ」こういうと嘉門はまたもよろけて
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
母は憐愍あはれみの色と悲哀かなしみの影を眼一杯に湛へて、当惑気に私共の顔を等分に瞰下みおろすのであつたが、結局矢張私の自由わがままとほつたものである。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
別々に立たせるのを主張する人もあったが、ぼくは、『厳粛なる自由スタアンリバティ』をとなえ、笑って
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
国民も亦た一個の活人間なり、その中に意志ウイルあり、その中に自由リバーチーを求むるの念あり、国家てふ制限の中に在て其の意志の独立を保つべき傾向を有せずんば非ず。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
フランスの貨幣には小さな十サンティームの銭にまで、自由リベルテ平等エガリテ博愛フラタニティという三つの人類的な標語が鋳出されていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
自由リベルテ平等エガリテ博愛フラタニティと三つの偉大な文字の鋳出されているサンティームの小銭には、何とすりへらされたのが多かったろう。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)