“わがまま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
我儘91.8%
吾儘5.5%
我意1.0%
我侭0.3%
我壗0.3%
放埒0.3%
自儘0.3%
自由0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したって、兄は呑んだくれの我儘者だけれど、それでも苦労してあげていい値打があるし、そのうえ新さんって人までえたでしょう
世に居玉わぬとて先祖の御心も察し奉らず吾儘ばかり働くは、これを先祖を死せりと申し、勿体なき事どもなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
恐れますので——。どうも体が弱いもんですから、とかく我意ばかり申して仕方がございません。何でしたら私共の室へお遊びにいらっしゃいませんか、続きのお話をいたしましょう
妖影 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
むしろそのあまりに強情性質……一たんうとえばまでそれをそうとする、我侭気性めであったようにわれました。
そなたはただ誠心誠意との仲介をすればそれでよい。今更我侭したとてにもならんぞ……。
秀江はどうせ復一を、末始終まで素直な愛人とは思っていなかった。いよいよ男の我壗が始まったか、それとも、何か他の事情かと判断を繰り返しながら、いろいろ探りを入れるのであった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
放埒な感情がぴり/\と苛立って、人を人臭いとも思わぬような、自暴自棄な気性を見せて来た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
陸にいる人は牢にいる人と同じかも知れない、陸にいてはいくら自儘だといっても窮屈じゃ、限度という格子に必ず突き当るが、そこへ行くと、海上は無制限だ、海上には、海上の自由があるな
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其都度、私は左右と故障を拵へて一緒に遊ぶまいとする。母は憐愍の色と悲哀の影を眼一杯に湛へて、当惑気に私共の顔を等分に瞰下すのであつたが、結局矢張私の自由つたものである。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)