“自儘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じまま65.0%
じまゝ25.0%
じじん5.0%
わがまま5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかに自儘じままなる説を作るも、他の悪事を見て自家の悪事を恕するの口実に用いんとするが如きは、我輩の断じて許さざる所なり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
よくも孝助を弓のおれったな、それのみならず主人を殺し、両人ふたり乗込んで飯島の家を自儘じまゝにしようと云う人非人にんぴにん、今こそ思い知ったか
我輩はあくまで社会的共同生活を愛するが故に、彼の如き利己的なる乱倫なる自儘じじん主義を排する。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
陸にいる人は牢にいる人と同じかも知れない、陸にいてはいくら自儘わがままだといっても窮屈じゃ、限度という格子に必ず突き当るが、そこへ行くと、海上は無制限だ、海上には、海上の自由があるな
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)