“人非人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんぴにん64.2%
ひとでなし35.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命が惜いように見えるでしょうか? わたしはそれほど恩義を知らぬ、人非人にんぴにんのように見えるでしょうか? わたしはそれほど、——
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「いい訳はあるまい。あさましい人非人にんぴにん。その風俗をした姿を、羅馬ローマの町の辻にさらしものにして、お前の肉親たちにも見せてやりたい」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「家に伝わる甲賀流のあまたの秘書を、そッくり、あの人非人ひとでなしの旅川周馬へ、残してゆくのが、お父上様にすまぬと思うて……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『あの人非人ひとでなしを引っ張って來る試み』をもう一度やって御覽なさいと言いだして、どうしてもきかなかった。