“自家”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うち69.1%
じか14.9%
いえ5.3%
おのれ3.2%
ウチ2.1%
うぬ1.1%
じたく1.1%
じぶん1.1%
みずから1.1%
われ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“自家”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
二度目には自家うちで拵えた紙入れなどをお庄へ土産みやげに持って来てくれて、二階で二、三時間ばかり遊んで帰って行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
自家うちは正月元日でも、四囲あたりが十二月一日なので、一向正月らしい気もちがせぬ。年賀に往く所もなく、来る者も無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
自家じかにいたならば、なおさら不自由ふじゆうをせねばなるまいとか、地方自治体ちほうじちたい補助ほじょもなくて
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
この機会きかいに乗じてみずから自家じかふところやさんとはかりたるものも少なからず。
自家いえと云っても同族の土屋右衛門の邸であったが、そこへ帰って来た庄三郎は、人達から驚異の眼で見られた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その後私はどうしたかというに、孫文先生の旗下を離れ一旦自家いえへ立ち帰って妹や婆やと邂逅した。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もうかれとても自家おのれの運命の末がそろそろこわくなって来たに違いない。
まぼろし (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
むごくもたもとを振払いて、再び自家おのれの苦悩にもだえつ。盲人めしいはこの一喝いっかつひしがれて、くびすくめ、肩をすぼめて、
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
芝居町の中に隔離せられて住み、小屋と自家ウチとの外に世間を持たなかつた彼等の先代・先々代の生活様式は、子孫である彼等の生活気分を、芝居小屋に繋いでゐた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
福助の、個性のないやうに見える玉のやうな質、楽屋では可なりゑぐいことをあてこすつても、舞台に出ると、愛敬だけになつてしまふ様な雀右衛門、其に比べると、自家ウチの成太郎のかづいてゐる殻の堅さ、理くつのない男には気になつて為方がなかつた。
それを昇は、あだかも自家うぬ一個ひとりの課長のように、課長々々とひけらかして、頼みもせぬに「一の力を仮してやろう、橋渡しをしてやろう」と云ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ふと気が着いて自家じたくから二三丁先の或家あるいへ瓦斯燈がすとうで時計を見ると八時すぎである。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
文三と意気そりが合わねばこそ自家じぶん常居つねからきらいだと云ッている昇如き者に伴われて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
仮令よしそれ等は実説にもしろ、人の痛いのなら百年も我慢すると云う昇が、自家じぶんの利益を賭物かけものにして他人の為めに周旋しようと云う、まずそれからが呑込めぬ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
自家みずから穿ぎたりし
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
この国家の大事に際しては、びょうたる滄海そうかいの一ぞく自家われ川島武男が一身の死活浮沈、なんぞ問うに足らんや。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)