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自家
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いえ
ふりがな文庫
“
自家
(
いえ
)” の例文
酒宴の席を取り持つのは洞院左膳と
鳰鳥
(
におどり
)
とで執事の筆頭甚五衛門は、あの夜以来ご勘気を
蒙
(
こうむ
)
って
自家
(
いえ
)
に
籠
(
こも
)
っているのであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
素姓
(
すじょう
)
のたしかでない浪人なぞと往来していることが知れたら、
自家
(
いえ
)
の者が何を言い出すかも解らないと考えたばかりではなく、なにかしら一つの秘密を保っていたいと言ったような
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
その後私はどうしたかというに、孫文先生の旗下を離れ一旦
自家
(
いえ
)
へ立ち帰って妹や婆やと邂逅した。それから再び家を出て世界の旅へ上ったのである。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
人眼が怖いか裏口から、横町へ抜ける細道伝いに娘お糸が今しも
自家
(
いえ
)
を出るところ、町家にしては伊達者めいた艶姿、さすが小町の名を取っただけ、
容色
(
いろかたち
)
着付の好み、遠眼ながら水際立って見えた。
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
自家
(
いえ
)
と云っても同族の土屋右衛門の邸であったが、そこへ帰って来た庄三郎は、人達から驚異の眼で見られた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
早瀬が
自家
(
いえ
)
をさまよい出たのは、数年前のことであり、愛する良人の頼春が、多治見ノ四郎二郎国長の館を、六波羅勢と一緒に攻め、その戦場から行方不明になったと
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これが彼女が
自家
(
いえ
)
を出て、流浪の身となった原因であった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“自家”の意味
《名詞》
自分の家。
自分自身のこと。
(出典:Wiktionary)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“自家”で始まる語句
自家撞着
自家中毒
自家薬籠
自家使
自家織
自家製
自家受精
自家薬籠中
自家証得底