“われ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワレ
語句割合
46.9%
26.9%
12.3%
3.7%
1.3%
1.3%
1.1%
0.8%
0.5%
0.5%
自分0.5%
0.3%
吾儕0.3%
乃公0.3%
0.3%
吾身0.3%
0.3%
孵化0.3%
後死者0.3%
我子0.3%
破片0.3%
老父0.3%
老爺0.3%
0.3%
自家0.3%
自己0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狐の妖魅をなす事和漢めづらしからず、いふもさらなれどいふ也。雪中にはあかりをとらんため、二階ののもとにて書案る。
だから、一時的にはは海尊と名乗って、実歴風に処々の合戦や旅行を説くことは、いずれの盲法師も昔は通例であったかと思うが。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
圓次どんが見兼て引いてくれたら青が歩くから、馬を引いてやんべいから、荷担いでれと云って、圓次どんは先へりやしたよ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
子曰く、賜や、を以て多く学びて之を識る者と為すかと。えて曰く、然り、非なるかと、曰く、非なり。一以て之を貫くと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
再發させ科人の身と成し事思ひ知れやとひながら奉行の方に打向ひるばかりの大音是迄したる我が惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
牛! を助けよ、と思わず救を求めると、その黒い男が手を差伸べて、上からのし掛かる無限の重みを支えてくれる。
牛人 (新字新仮名) / 中島敦(著)
西のかた、宝の国を求めむとおぼす、もしことならば川の魚つりくへ。」とみたまへる御声の朗かなるを、水脈しろく漲り落つる瀬のおとの高きがうちに聴くがごとき心地す。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
初て死体を見し時の驚きと恐れとは何時しか消えて次第に物の理を考うる力もりしかば余は四辺に在るての物に熱心に注意を配り熱心に考え初めぬ
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
此雪こほりて岩のごとくなるもの、二月のころにいたれば陽気地中よりんとする時地気と天気とのをなす。一片々破る、其ひゞき大木をがごとし。これ雪頽んとするの也。
自分を制せず、魔に魅入られたるもののごとく、踊りかかり、飛び上り、髪乱れ、色あおざむ。って打って打ちのめしつつ、息を切る)
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まア寺男からおさんの子じゃア有るけれども眞達さんまでもえ事にりまして、それからおさん此の頃寺で賭博ますと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さん宗慈寺の永禪和尚と云う者はえらい悪党でありみすと、前町の藤屋七兵衞と云う荒物屋が有って、その女房のお梅というのとえ事をしたと思いなさませ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
夫ぢやアて下さるか如何吾儕がことをて見せようが此姿では如何詮方がねへ付ては身姿るだけ金をば五兩貸てくれ。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
茶々風茶たらば女は吾儕の物とてはゐるが手段にり其所で兄貴に相談に來たが趣向無物かと問はれて元益笑ひ出し世に自惚瘡氣のない者はないとぞ言にはずお光は未だ手に入ねば此婚禮破談に成てもお主の方へ來るか來ねへか其所の所はらぬが是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「昔は五百石の御朱印で」なぞと言つても、「乃公の家の糊米だ」と京子の父は高をつて道臣を見下げた。腹がだといふので、長女には生れてゐても、京子は弟や妹ほど父に重んぜられなかつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
渤海奇毒の書、唐朝官家に達す。高麗を占領せしより、吾国の近辺に迫り、兵を犯す。おもうに官家の意に出でむ。如今うべからず。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それも初めしばしがほどにて、後には癇癪直接に吾身に向かうようになりつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
三重にうねる細き金の波の、と合うてれ上るただ中を穿ちて、動くなよと、安らかにえたる宝石の、ゆさはを射れど、たねば波の中より奪いがたき運命は、君ありての
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その虱の卵が一つ一つに孵化て、利が利を生みよる事を考えると、トテモ博多の町に居られた沙汰では御座いませぬ。こげな事にかけますと私はドウモ気の小さい方と見えまして……ヘイ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
子、(拘)わる。曰く、文王に没したれども、文は(吾が身)にあらずや。天のの文をさんとするときは、後死者(孔子自らいう)は斯の文にるを得ざるべし。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
女すなわち答えていわく、われ能わざるなり、汝もしよく我子の金蔵を示さば、然るのちにすなわちまさに速やかに汝のためにすべし、と。
「おい、みんな見ろやい!」と、別の一人が甕の破片を手に取りあげながら言つた。その甕の残りの半分だけがチェレヸークの頭に被さつてゐるのだつた。
これはな願ひを聞くものかな、かれ早かれ、いづれ持たねばならぬ妻なれば、相應はしき縁もあらばと、老父も疾くより心懸け居りしぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
つくろひ無き誠實なれば今とて更に衰るよしはなけれど、一にもおらん樣二にもおらん樣と、我がものゝやうに差出たる振舞さりとは物しらずの奴かな、御産湯の昔しより抱き參らせたる老爺さへ
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
婦人はとにもかくにも遣過せしが、又何とか思直しけん、に追行きて呼止めたり。捻向けたる酔客はれると見据ゑて、かとしさにさず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
この国家の大事に際しては、たる滄海の一自家川島武男が一身の死活浮沈、なんぞ問うに足らんや。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
らす苦い珈琲の風味は決して自己を忘れたロマンチツクな空の幻でも単純な甘いセンチメントの歎きでもない。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)