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われ
ふりがな文庫
“
予
(
われ
)” の例文
旧字:
豫
せしとて甚だ通なり
甞
(
かつ
)
て
出立
(
しゆつたつ
)
の時に曰く木曾海道美人に乏し和田峠西もちや村の餅屋に一人また
洗馬
(
せば
)
に一人あり洗馬のは
予
(
われ
)
未だ其比を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
子曰く、賜や、
女
(
なんじ
)
予
(
われ
)
を以て多く学びて之を識る者と為すかと。
対
(
こと
)
えて曰く、然り、非なるかと、曰く、非なり。
予
(
われ
)
一以て之を貫くと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
子、
南子
(
なんし
)
を見る。子路
説
(
よろこ
)
ばず。
夫子
(
ふうし
)
之
(
これ
)
に
矢
(
ちか
)
いて曰く、
予
(
われ
)
否
(
よからぬ
)
ところあらば、天之を
厭
(
す
)
てん、天之を
厭
(
す
)
てんと。(雍也、二八)
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
然るを、
予
(
われ
)
の留守にて、
空
(
むな
)
しく還すはつれ無し。世上、年に一度の釣をも
為
(
せ
)
ぬ人多し。一日二日の辛抱何か有らん。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
匡
(
きょう
)
の地で暴民に囲まれた時
昂然
(
こうぜん
)
として孔子の言った「天のいまだ
斯文
(
しぶん
)
を
喪
(
ほろぼ
)
さざるや
匡人
(
きょうひと
)
それ
予
(
われ
)
をいかんせんや」が、今は子路にも実に良く
解
(
わか
)
って来た。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
予
(
われ
)
將
(
は
)
た
汝等
(
おぬしら
)
の
確執
(
なかたがひ
)
を
等閑
(
なほざり
)
に
視過
(
みすご
)
したる
罪
(
つみ
)
によって、
近親
(
うから
)
を
二人
(
ふたり
)
までも
失
(
うしな
)
うた。
御罰
(
ごばつ
)
に
漏
(
も
)
れたる
者
(
もの
)
はない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
相※
(
あひづ
)
に
予
(
われ
)
は
切腹
(
せつぷく
)
致すなりと申渡されけるに家中の面々大に
驚
(
おどろ
)
き
今宵
(
こよひ
)
こそは
殿樣
(
とのさま
)
への
御暇乞
(
おいとまごひ
)
なりとて
不覺
(
そゞろ
)
に涙を
流
(
なが
)
し各々座敷へ
相詰
(
あひつめ
)
ける越前守は家中一同を
屹度
(
きつと
)
見て池田
大助
(
だいすけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『日蓮ハ日本国ノ
棟梁
(
とうりよう
)
ナリ、
予
(
われ
)
ヲ失フハ日本国ノ
柱幢
(
はしら
)
ヲ倒スナリ——』これは
撰時鈔
(
せんじしょう
)
——
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
〔譯〕
憤
(
ふん
)
の一字、是れ
進學
(
しんがく
)
の
機關
(
きくわん
)
なり。
舜
(
しゆん
)
何人
(
なんぴと
)
ぞや、
予
(
われ
)
何人ぞや、
方
(
まさ
)
に是れ
憤
(
ふん
)
。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
予
(
われ
)
口張って
嗋
(
あ
)
う能わず、また何ぞ老耼を規さんや(『荘子』)。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
舍予復有誰
予
(
われ
)
を
舎
(
お
)
いて復た誰か有る。
閉戸閑詠
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
嗟
(
ああ
)
予
(
われ
)
蓬蒿
(
ほうこう
)
の人
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
読みて
大尉
(
たいゐ
)
の
壮行
(
さうかう
)
と
予
(
われ
)
も
共
(
とも
)
にするの感あり、
其
(
そ
)
は
此日
(
このひ
)
より
後
(
のち
)
の
事
(
こと
)
にして、
予
(
よ
)
は
此日
(
このひ
)
只一人
(
たゞひとり
)
嬉
(
うれ
)
しくて、ボンヤリとなり、社員にも
辞
(
じ
)
せず
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
天の将に斯の文を
喪
(
ほろぼ
)
さんとするや、後死の者斯の文に与るを得ざるなり。天の未だ斯の文を喪さざるや、匡人其れ
予
(
われ
)
を如何せんと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
当時は、
予
(
われ
)
未だ、鯉釣を試みしこと無かりしかば、更に細かに質問せらるゝ時は、返答に差支ふべきを慮り、得意の中にも、何となく心安からざりし。
釣好隠居の懺悔
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
子曰く、
予
(
われ
)
言うなからんと欲す。子貢曰く、子
如
(
も
)
し言わずんば、
小子
(
しょうし
)
何をか述べん。子曰く、天何をか言わん、(然れども)四時行なわれ百物
生
(
な
)
る。天何をか言わん。(陽貨、一九)
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
白洲
(
しらす
)
へ呼入ければ大岡殿見られて汝ぢは如何なる願ひ有るか
予
(
われ
)
は大岡越前守なるぞ其方の名は何と申又
住居
(
ぢうきよ
)
は何處成ぞ申立よと云れしかば城富は喜びたる
體
(
てい
)
にて私し儀は城富と申者
長谷川町
(
はせがはちやう
)
地主
(
ぢぬし
)
嘉兵衞
(
かへゑ
)
が地面に
居
(
をり
)
候と申けるに大岡殿
而
(
して
)
又其方は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
陽貨
(
ようか
)
、孔子を見んと欲す。孔子
見
(
まみ
)
えず。孔子に
豚
(
いのこ
)
を
帰
(
おく
)
る。孔子其の亡きを時として、往きて之を拝す。
諸
(
これ
)
に
塗
(
みち
)
に遇う。孔子に謂いて曰く、来れ、
予
(
われ
)
爾
(
なんじ
)
と言わんと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
子曰く、天徳を
予
(
われ
)
に
生
(
な
)
せり。
桓魋
(
かんたい
)
それ予を如何せん。(述而、二二)
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“予”の意味
《代名詞》
(ヨ)(context、dated)一人称代名詞。われ。余。
(出典:Wiktionary)
予
常用漢字
小3
部首:⼅
4画
“予”を含む語句
猶予
予想
予期
予譲
予言
予々
御猶予
予定
伊予簾
予言者
予等
予告
予備黌
予知
予報
予算
予且
伊予
予測
予感
...