“矢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
や82.9%
し13.9%
ちか1.3%
ヤ1.3%
ヤア0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為朝(ためとも)は筋(すじ)を抜(ぬ)かれて弓(ゆみ)は少(すこ)し弱(よわ)くなりましたが、ひじがのびたので、前(まえ)よりもかえって長(なが)い矢(や)を射(い)ることができるようになりました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と敏子は早速第一矢(し)を放った。郁子と目くばせの中に今日は攻勢を取ることと相談が定(きま)ったのである。僕は側から仔細に打目戍(うちまも)っている。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
子、南子(なんし)を見る。子路説(よろこ)ばず。夫子(ふうし)之(これ)に矢(ちか)いて曰く、予(われ)否(よからぬ)ところあらば、天之を厭(す)てん、天之を厭(す)てんと。(雍也、二八)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
即ち「でら」の「て」は「で」となる、「やまてら」と云つたら古では叡山と園城寺とならべ云ふときの略稱である、又、矢(ヤ)と木(キ)との二語で「矢につくる木」と云ふとすると
婚姻の媒酌 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)
「矢(ヤア)さん。たまにゃア仕方がないことよ。」と愛嬌(あいきょう)を作って君江は膝頭(ひざがしら)の触れ合うほどに椅子を引寄せて男の傍(そば)に坐り
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)