“矢数”のいろいろな読み方と例文
旧字:矢數
読み方割合
やかず90.0%
ヤカズ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その白き馬に乗りたる者こそまぎれもなき劉玄徳。これへかからば、白馬を目じるしに狙いをあつめ、矢数やかず石弾いしだまのあるかぎりあびせかけろ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時雨しぐれ村雨むらさめ中空なかぞらを雨の矢数やかずにつんざきぬ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
内ヨリモ鉄砲矢数ヤカズ射尽イツクシテ、切ツテ出テ働クヲ、兄弟、火花ヲチラシ、つばヲ割リ、ココヲ先途相戦フ。マタタクマニ敵ノ討死、ココノミニテモ百五十余名ニ及ブ。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)