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矢筈
ふりがな文庫
“矢筈”の読み方と例文
読み方
割合
やはず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはず
(逆引き)
人々がかたずをのんでみつめるまに、
矢筈
(
やはず
)
を
弦
(
つる
)
にかけた蔦之助は、
陽
(
ひ
)
にきらめく
鏃
(
やじり
)
を、
虚空
(
こくう
)
にむけて、ギリギリと満月にしぼりだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あそこに茂った
矢筈
(
やはず
)
ぐさが、
兎角
(
とかく
)
そこらにはびこりますが、
聊
(
いささ
)
かのこしてその
外
(
ほか
)
を刈りとりましてよろしゅうござりますか?」
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
ただならぬ
狼狽
(
ろうばい
)
の影が差したけれども、「いやガリバルダさん、
鏃
(
やじり
)
と
矢筈
(
やはず
)
を反対にしたら、たぶん、弩の
絃
(
いと
)
が切れてしまうでしょうからな」
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
矢筈(やはず)の例文をもっと
(16作品)
見る
“矢筈”の解説
矢筈(やはず)は、踏み台を使わずに掛軸を掛けるための棒状の道具で、掛け棹(掛物棹、掛棹)が本来の名称である。
(出典:Wikipedia)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
筈
漢検準1級
部首:⽵
12画
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