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弦
ふりがな文庫
“弦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つる
78.3%
げん
7.0%
ゆづる
6.2%
いと
3.1%
ゆみづる
1.6%
ゆんづる
1.6%
っる
0.8%
づる
0.8%
ゆみ
0.8%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つる
(逆引き)
そうして、間もなく、泉の水面に映っている
白茅
(
ちがや
)
の一列が裂かれたとき、そこには
弦
(
つる
)
の切れた短弓を握った一人の若者が立っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
弦(つる)の例文をもっと
(50作品+)
見る
げん
(逆引き)
「
弦
(
げん
)
も並ぶとしたら、この
卓子
(
テーブル
)
じゃもう狭いね、来年はミツ坊も坐って、おととを喰るだろうし、なア坊や、こりゃ
卓子
(
テーブル
)
のでかいのを
誂
(
あつら
)
えなくちゃいけねえ」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
弦(げん)の例文をもっと
(9作品)
見る
ゆづる
(逆引き)
星は次第に増す。柔らかに
揺
(
ゆら
)
ぐ海は
泡
(
あわ
)
を
濺
(
そそ
)
がず。男は女の手を
把
(
と
)
る。鳴りやまぬ
弦
(
ゆづる
)
を握った
心地
(
ここち
)
である。……
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
弦(ゆづる)の例文をもっと
(8作品)
見る
▼ すべて表示
いと
(逆引き)
この時葉之助は矢を取るとパッチリつがえてキリキリキリ、
弦
(
いと
)
一杯に引き絞ると、狙いも付けず切って放した。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
弦(いと)の例文をもっと
(4作品)
見る
ゆみづる
(逆引き)
その自然木の
彎曲
(
わんきょく
)
した一端に、
鳴海絞
(
なるみしぼ
)
りの
兵児帯
(
へこおび
)
が、
薩摩
(
さつま
)
の
強弓
(
ごうきゅう
)
に新しく張った
弦
(
ゆみづる
)
のごとくぴんと薄を押し分けて、先は谷の中にかくれている。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
弦(ゆみづる)の例文をもっと
(2作品)
見る
ゆんづる
(逆引き)
始
(
はじめ
)
、彼等は
手
(
て
)
ん
手
(
で
)
に弓矢を
執
(
と
)
って、頭上の大空へ矢を飛ばせた。彼等の弓の林の中からは、勇ましい
弦
(
ゆんづる
)
の鳴る音が風のように起ったり止んだりした。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
弦(ゆんづる)の例文をもっと
(2作品)
見る
っる
(逆引き)
この
一朝
(
いっちょう
)
に死なんか、余りにも残念なのだ。つがえては切って放つ
一弦
(
いちげん
)
一弦の弓鳴りはその憤りを発するに似ている。しかもその
弦
(
っる
)
もほつれ、弓も折れようとしていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
弦(っる)の例文をもっと
(1作品)
見る
づる
(逆引き)
一生涯が間身を放たで持ちたりける、五人
張
(
ばり
)
にせき
弦
(
づる
)
懸けて
噛
(
く
)
ひ
湿
(
しめ
)
し、三年竹の
節近
(
ふしぢか
)
なるを、十五束
二伏
(
ふたつぶせ
)
に
拵
(
こしら
)
へて、
鏃
(
やじり
)
の
中子
(
なかご
)
を
筈本
(
はずもと
)
まで打ち通しにしたる矢、たゞ三筋を
手挟
(
たばさ
)
みて
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
弦(づる)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゆみ
(逆引き)
「
貴女
(
きじょ
)
は?」と正次は驚きながら訊ねた。訊ねながらも油断無く、
弦
(
ゆみ
)
に
矢筈
(
やはず
)
をパッチリと嵌め、脇構えに
徐
(
おもむろ
)
に
弦
(
つる
)
を引いた。
弓道中祖伝
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
弦(ゆみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
弦
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
“弦”を含む語句
弓弦
下弦
鳴弦
三弦
弦音
管弦楽
上弦
法月弦之丞
弦鳴
弦月
和弦
弦四重奏曲
弦指
弦斎
弦打
弦師
村井弦斎
二弦琴
弦之丞
弦差
...
“弦”のふりがなが多い著者
吉川英治
島崎藤村
中里介山
中島敦
国枝史郎
小島烏水
甲賀三郎
作者不詳
樋口一葉
小栗虫太郎