“つる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツル
語句割合
40.6%
15.7%
15.5%
15.3%
6.2%
1.4%
1.1%
都留1.0%
水流0.3%
0.3%
0.3%
津留0.3%
0.3%
0.2%
交尾0.2%
0.2%
孳尾0.2%
0.2%
懸吊0.2%
0.2%
蔓岬0.2%
釣銭0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまた、若いがあらわれると、たちまちかぎつけて、リスのようにまっすぐ立ってつぼみと若いぐるみ食いとってしまう。
それはの切れた音で、しだいに悲しげに消えてゆく。ふたたび静寂。そして遠く庭のほうで、木に斧を打ちこむ音だけがきこえる。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「——これは、そらね、これをこう折ッて、ここをこうすると、そうら、一つのが出来ますよ、そら今出来ますよ、そうら出来た」
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
せる筈もないし、ドタバタやらかすには近所が近過ぎる。——俺も一と廻り薄情な御近所の樣子を見て來よう。あとを頼むよ、八
殿領分巡回の途中、菊の咲いた百姓家に床几を据えると、背戸畑の梅の枝に、な瓢箪がしてある。梅見と言う時節でない。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さうすれば、私の心のをロチスターさんの心から引きちぎつてけるやうな努力をしなくても濟むだらう。私は、あの方の
山県の総領の兄などはその幼い頃の遊び夥伴で、よく一所に蜻蛉ませに行つたり、草を摘みに行つたり、山葡萄りに行つたり為た事があるといふが、今で、一番記憶に残つて居るのは
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
この谷間の、この部分だけは白昼のように明るいけれども、周囲は黒闇々に近い山々。僅かに二日の月が都留の山のに姿を見せているばかりです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
水流さんや、お前えも余つ程要心しねえと危ねえぞ。丸十の繁から俺は聴いたんだが、お前えは飛んだ依怙贔負の仕事を
鬼涙村 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
新年には必ず甘い酒が出されるが、それに使用する特別な器は、急須のような注口を持っており、即ち磁器なり陶器なりの柄は、器の胴体と同一片である。
往還の中央んでゐる鶏くらゐなもの。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
とうしろから来る津留にふり返った
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
猪牙舟にんで従いて来た一屋形船がある。それがいきなりをぶつけて来たかと思うと、猪牙舟の船頭はわざと、勢いよく数右衛門のそばにけて
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右舷側砲はちにうち出しぬ。三十二サンチ巨砲も艦を震わして鳴りぬ。後続の諸艦も一斉にうち出しぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
もっとも陰口中傷は概して解かれぬままに鵜呑みとなれど、べ放つ攻城砲のみはいかに超然たるお豊も当たりかねて、恋しき人のならずばとくにも逃げしつべく思えるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
大学の構内に転がつてゐる物は、蜥蜴交尾んだのでも鄭重に眼鏡を通して見るが、大学以外の物はみんな眼鏡越しに見る事にめてゐる。
「邪神は年経たるなり、かれがなる物にて、牛とみてはを生み、馬とあいては竜馬を生むといえり、このわせつるも、はた、そこの秀麗けたると見えたり」と云ってめた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「あの来んされえが君のおっかさんと孳尾んで君をえたのだ。あはははは」
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あの橋の手前の河岸縁の家にまさきか何かむくむくと繁つた常緑の樹があつて、それに夏からの風鈴が雨に濡れたままにされて居た事を記憶してゐる。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
すると、その反動で、懸吊されている身体が、独楽みたいに廻りはじめるだろう。勿論それによって、革紐がクルクルれてゆく。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あはれ騎士が戦ひに破れし青銅の盾にふりそゝぐの涙ともならば、と祈らむにも力は尽きぬ——金のもて張れるわが喜びの琴は
嘆きの孔雀 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その径の端にうす紫の蔓岬の花がなよ/\と咲いてゐた。私はその花を採つて手帖の間へ挟んだ。
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
『ウ——ム。棄てるなら……助けると思うて……酒屋の前へ棄ててくれい。昨夜釣銭をば四円二十銭置いててくれい』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
見る詰襟白服の一紳士ステッキをズボンのかくしにして濶歩す。ステッキの尖歩々靴のに当り敷石を打ちて響をなす事恰も査公佩剣の如し。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)