“とむら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
48.6%
45.7%
3.3%
1.2%
外村0.8%
戸村0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく日暮里の花見寺での葬儀では、落語家の座席の哄笑爆笑、さすがに今はもうあんなバカバカしいおとむらいは見られない。
わが寄席青春録 (新字新仮名) / 正岡容(著)
とむらう——と称してきた者をこばむわけにもゆかなかった。魯粛が迎えて対面した。しかし故人周瑜の部下や、呉の諸将も口々に
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然れども思え、いたずらに哭してどうして、墓前の花にそそぎ尽したる我が千行せんこうなんだ、果して慈父が泉下の心にかなうべきか、いわゆる「父の菩提ぼだい」をとむらい得べきか。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
先年俗にいふ大和やまとめぐりしたるをり、半月あまり京にあそび、旧友きういうの画家春琴子しゆんきんしつい諸名家しよめいかをたづねし時、鴻儒かうじゆきこえ高きらい先生(名襄、字子成、山陽と号、通称頼徳太郎)へもとむら
村「毎日/\お夜詰よづめは誠にお苦労な事だと、蔭ながら申して居りますが、貴方までお加減がお悪くなると、かえっておかみのお為になりませんから、時々は外村とむら様とお替り遊ばす訳にはまいりませんので」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
使者の間へ通すべしと申渡せば戸村とむらは中の口へ來り平石に向ひいざ御案内ごあんない申すべしと先にたち使者の間の次へ來る時戸村は御使者には御帶劔ごたいけんを御預り申さんといふ平石次右衞門脇差わきざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かく詮方てだてありと皆々に物語る處へ取次戸村とむら馳來はせきたり只今町奉行方より平石次右衞門使者ししやに參り口上の趣きには天一坊樣御歸り後大岡氣脱きぬけいたし候や癪氣しやくきさし起り候に付今日より引籠ひきこもり候との由なりと云ふに山内是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)