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慟
ふりがな文庫
“慟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
どう
60.0%
なげ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どう
(逆引き)
と
急
(
せ
)
き立てられ、孝助は止むを得ず形見の一刀腰に打込み、包を片手に立上り、主人の
命
(
めい
)
に随って脇差抜いて主人の
元結
(
もとゆい
)
をはじき、大地へ
慟
(
どう
)
と
泣伏
(
なきふ
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
然れども思え、いたずらに哭して
慟
(
どう
)
して、墓前の花に
灑
(
そそ
)
ぎ尽したる我が
千行
(
せんこう
)
の
涙
(
なんだ
)
、果して慈父が泉下の心に
協
(
かな
)
うべきか、いわゆる「父の
菩提
(
ぼだい
)
」を
吊
(
とむら
)
い得べきか。
父の墓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
慟(どう)の例文をもっと
(3作品)
見る
なげ
(逆引き)
諸臣
大
(
おおい
)
に
慟
(
なげ
)
きて
漸
(
ようや
)
くに去り、帝は鬼門に至らせたもう。従う者実に九人なり。至れば
一舟
(
いっしゅう
)
の岸に
在
(
あ
)
るあり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
新羅使の一行が、
対馬
(
つしま
)
の
浅茅浦
(
あさじのうら
)
に
碇泊
(
ていはく
)
した時、順風を得ずして五日間
逗留
(
とうりゅう
)
した。諸人の中で
慟
(
なげ
)
いて作歌した三首中の一つである。浅茅浦は今俗に大口浦といっている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
慟(なげ)の例文をもっと
(2作品)
見る
慟
漢検1級
部首:⼼
14画
“慟”を含む語句
慟哭
哀慟
慟哭的
大慟
悲慟
慟傷
慟悸
“慟”のふりがなが多い著者
作者不詳
三遊亭円朝
斎藤茂吉
幸田露伴
岡本綺堂