“吊”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
59.9%
つる30.8%
つり2.7%
とむら2.1%
とぶら0.7%
ともら0.7%
0.3%
さが0.3%
ちよう0.3%
つっ0.3%
(他:5)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“吊”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
丁度彼と阿賀妻との間にはいぶる炉火があり、すすけた自在鍵じざいかぎには南部鉄瓶なんぶてつびんりさがっていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
清君は、木下大佐から形見にいただいた短刀を腰にって甲板に、いさましく仁王立におうだちになり、しぶきにぬれている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
ベッドの上の衣服と、そのわきつるしておいた非常袋をつかむが早いか、部屋をとびだして、街路をけだした。
歩いているうちに、巳之助は、様々なランプをたくさんつるしてある店のまえに来た。これはランプを売っている店にちがいない。
おじいさんのランプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
広びろした庭の小砂利こじゃりをふんで、セーラー服やつりスカートの少女たちが、三々五々つつましやかに歩き廻つてゐる。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
矮短わいたんな体をズボンつりで締めて、メリケンがりの頭へがまいぼみたいに光る鳥打帽を乗っけている。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此行一の谷を過ぎて平氏をとむらひ、湊川みなとがはに至りて楠氏の墳に謁し、京都を過ぎて帝京を見、東海道を経て江戸に入る。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
然れども思え、いたずらに哭してどうして、墓前の花にそそぎ尽したる我が千行せんこうなんだ、果して慈父が泉下の心にかなうべきか、いわゆる「父の菩提ぼだい」をとむらい得べきか。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
植村うゑむらこと今更いまさらとりかへされぬことであるから、あとでもねんごろとぶらつてれば
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かはらぬちぎりのれなれや千年せんねん松風しようふう颯々さつ/\として血汐ちしほのこらぬ草葉くさばみどりれわたるしもいろかなしくらしだすつき一片いつぺんなんうらみやとぶらふらん此處こゝ鴛鴦ゑんあうつかうへに。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平常つねは道理がよく了解わかる人では無いか、気を静めて考へ直してくれ、植村の事は今更取かへされぬ事であるから、跡でもねんごろともらつて遣れば
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平常つねは道理がよく了解わかる人では無いか、氣を靜めて考へ直して呉れ、植村の事は今更取かへされぬ事であるから、跡でも懇にともらつて遣れば、お前が手づから香花かうはなでも手向れば
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
四階目にある此処の家のはばかりには、ミユンヘンの新聞紙とともに日本の新聞紙を四角に切つてげてあることがあつた。
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「あたいんか? あたいん家はねえ」と阿部は少しでも高くなって展望をきかせたいと思い、金網にすがってこうもりのようにぶらさがった。
白い壁 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
乱山いずれの処か残燐をちようす 乞ふ死是れ生真なりがたし 薄命紅顔の双寡婦 奇縁白髪の両新人 洞房の華燭前夢を温め 仙窟の煙霞老身を寄す 錬汞れんこう服沙一日に非ず 古木再び春に逢ふ無かる可けん
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
嬰児こどもを抱いたまま棟木むなぎに首をつって、非命の最期を遂げた、その恨みが残ったと見えて、それから変事が続きてすまいきれず、売物に出したのをある者がかいうけ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
名殘なごり檣頭しやうとうのみ波間はかん隱見いんけんせるその物凄ものすご光景くわうけいとふらひつゝ
とむらふ谷間には
都喜姫 (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
提灯をけねえで此の通りぶらさげているだ。同伴つれが殖えたから点けやすべえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と是からそこ/\に致して、余った下物さかなを折に入れて、松蔭大藏は神原の小屋へ参り、此方こちらい心持に折をぶらさげて自分の部屋へ帰ってまいりまして、にこ/\しながら、
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
天井からりさげた竪薦タツゴモが、幾枚も幾枚も、ちぐはぐに重つて居て、どうやら、風は防ぐやうになつて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
張青便引武松。到人肉作坊裏看時。見壁上ハリツケ幾張人皮。梁上ツリサゲ五七條人腿。見那兩箇公人。一顛一倒。挺著在剥人凳上