桑原隲蔵
1871.01.27 〜 1931.05.24
著者としての作品一覧
紙の歴史(旧字旧仮名)
読書目安時間:約26分
先秦時代の書寫の材料(二)紙の發明マホメット教國に於ける紙の傳播(上)(四)マホメット教國に於ける紙の傳播(下) (五)オーストリーのライネル太公爵の古紙蒐集(六)西本願寺所藏の古 …
読書目安時間:約26分
先秦時代の書寫の材料(二)紙の發明マホメット教國に於ける紙の傳播(上)(四)マホメット教國に於ける紙の傳播(下) (五)オーストリーのライネル太公爵の古紙蒐集(六)西本願寺所藏の古 …
元時代の蒙古人(旧字旧仮名)
読書目安時間:約38分
今日は元時代の蒙古人の話を申すのですが、諸君の中の多數は此學校で既に幾分東洋史も習つて居るだらうし、又中學校あたりで東洋史も習つたであらうから、元時代の蒙古人の話は大概知つて居るだ …
読書目安時間:約38分
今日は元時代の蒙古人の話を申すのですが、諸君の中の多數は此學校で既に幾分東洋史も習つて居るだらうし、又中學校あたりで東洋史も習つたであらうから、元時代の蒙古人の話は大概知つて居るだ …
支那史上の偉人(孔子と孔明)(旧字旧仮名)
読書目安時間:約24分
私は今後六囘に亙つて此の題目の下に、過去の支那に現はれた四人の大人物、即ち孔子・始皇帝・張騫・諸葛亮四人の事蹟を紹介せうと欲ふ。今日は民衆萬能の時代で、最早偉人英雄の時代でない。今 …
読書目安時間:約24分
私は今後六囘に亙つて此の題目の下に、過去の支那に現はれた四人の大人物、即ち孔子・始皇帝・張騫・諸葛亮四人の事蹟を紹介せうと欲ふ。今日は民衆萬能の時代で、最早偉人英雄の時代でない。今 …
支那人間に於ける食人肉の風習(旧字旧仮名)
読書目安時間:約1時間17分
一國の歴史を闡明するには、その一國の記録だけでは不足を免れぬ。是非その國と關係深き他國の記録をも、比較參考する必要がある。支那歴史の研究者としては、支那本國の史料の外に、日本、朝鮮 …
読書目安時間:約1時間17分
一國の歴史を闡明するには、その一國の記録だけでは不足を免れぬ。是非その國と關係深き他國の記録をも、比較參考する必要がある。支那歴史の研究者としては、支那本國の史料の外に、日本、朝鮮 …
支那人の食人肉風習(旧字旧仮名)
読書目安時間:約9分
この論文を讀む人は、更に大正十三年七月發行の『東洋學報』に掲載した、拙稿「支那人間に於ける食人肉の風習」(本全集第二卷所收)を參考されたい。 この四月二十七八日の諸新聞に、 目下露 …
読書目安時間:約9分
この論文を讀む人は、更に大正十三年七月發行の『東洋學報』に掲載した、拙稿「支那人間に於ける食人肉の風習」(本全集第二卷所收)を參考されたい。 この四月二十七八日の諸新聞に、 目下露 …
支那人の妥協性と猜疑心(旧字旧仮名)
読書目安時間:約19分
緒言 日本と支那とは、いはゆる唇齒輔車相倚るべき國で、勿論親善の間柄でなければならぬ。兩國の親善を圖る爲には、兩國人が互にその相手の氣質を理會して置く事が、一番必要と思ふ。吾が輩は …
読書目安時間:約19分
緒言 日本と支那とは、いはゆる唇齒輔車相倚るべき國で、勿論親善の間柄でなければならぬ。兩國の親善を圖る爲には、兩國人が互にその相手の氣質を理會して置く事が、一番必要と思ふ。吾が輩は …
支那人の文弱と保守(旧字旧仮名)
読書目安時間:約32分
緒論 個人に就いて觀察しても、一人一人にその個性がある樣に、國民なり民族なりにも、それぞれ特有の氣質性癖をもつて居る。それを國民性又は民族性と申すのである。一つの國民なり民族なりの …
読書目安時間:約32分
緒論 個人に就いて觀察しても、一人一人にその個性がある樣に、國民なり民族なりにも、それぞれ特有の氣質性癖をもつて居る。それを國民性又は民族性と申すのである。一つの國民なり民族なりの …
支那人弁髪の歴史(旧字旧仮名)
読書目安時間:約19分
中華民國が成立してから殆ど一週年、黄龍旗が五彩旗と變つたと共に、支那人の辮髮も次第に散髮と變じ、清朝最後の皇帝であつた宣統帝すら、昨夏既に辮を解いたと傳へられて居る。名物の辮髮がそ …
読書目安時間:約19分
中華民國が成立してから殆ど一週年、黄龍旗が五彩旗と變つたと共に、支那人の辮髮も次第に散髮と變じ、清朝最後の皇帝であつた宣統帝すら、昨夏既に辮を解いたと傳へられて居る。名物の辮髮がそ …
支那の宦官(旧字旧仮名)
読書目安時間:約15分
最近の新聞紙の報道によると、支那の宣統〔前〕帝は、宮廷所屬の宦官の不埒を怒り、彼等を一律に放逐して、爾後永遠に使役せぬといふ諭旨を發布されたといふことである。その動機は論ぜず、その …
読書目安時間:約15分
最近の新聞紙の報道によると、支那の宣統〔前〕帝は、宮廷所屬の宦官の不埒を怒り、彼等を一律に放逐して、爾後永遠に使役せぬといふ諭旨を發布されたといふことである。その動機は論ぜず、その …
支那の孝道殊に法律上より観たる支那の孝道(旧字旧仮名)
読書目安時間:約2時間21分
孝道は支那の國本で、又その國粹である。故に支那を對象とする研究には、先づその孝道を闡明理會せなければならぬ。既に米國の Headland も、孝道が支那人の家族的・社會的・宗教的乃 …
読書目安時間:約2時間21分
孝道は支那の國本で、又その國粹である。故に支那を對象とする研究には、先づその孝道を闡明理會せなければならぬ。既に米國の Headland も、孝道が支那人の家族的・社會的・宗教的乃 …
支那の古代法律(旧字旧仮名)
読書目安時間:約2時間19分
私の講演題目は「支那の古代法律」と云ふのであります。今日から見ますとやや時代離れをして居つて、現代生活には關係がないようにも考へられますが、必ずしもさうではないと思ひます。此頃、い …
読書目安時間:約2時間19分
私の講演題目は「支那の古代法律」と云ふのであります。今日から見ますとやや時代離れをして居つて、現代生活には關係がないようにも考へられますが、必ずしもさうではないと思ひます。此頃、い …
支那猥談(旧字旧仮名)
読書目安時間:約15分
吾が輩は今支那の時事問題について格別の意見をもつて居らぬ。それに新春早々に當つて、堅苦しい論文より幾分氣樂な隨筆の方が却つて似付かはしい心地もするので、標題の如き支那猥談を草するこ …
読書目安時間:約15分
吾が輩は今支那の時事問題について格別の意見をもつて居らぬ。それに新春早々に當つて、堅苦しい論文より幾分氣樂な隨筆の方が却つて似付かはしい心地もするので、標題の如き支那猥談を草するこ …
司馬遷の生年に関する一新説(旧字旧仮名)
読書目安時間:約13分
司馬遷が支那の學者達に推奬される程、それ程の大歴史家であるかは、一の疑問と思ふ。率直にいふと、私は彼の史才や史筆に就いて、飽足らなく感ずる點が尠くない。併し彼の作つた『史記』は支那 …
読書目安時間:約13分
司馬遷が支那の學者達に推奬される程、それ程の大歴史家であるかは、一の疑問と思ふ。率直にいふと、私は彼の史才や史筆に就いて、飽足らなく感ずる點が尠くない。併し彼の作つた『史記』は支那 …
秦始皇帝(旧字旧仮名)
読書目安時間:約32分
支那四千年の史乘、始皇の前に始皇なく、始皇の後に始皇なし。瞶々者察せず、みだりに惡聲を放ち、耳食の徒隨つて之に和し、終に千古の偉人をして、枉げて桀紂と伍せしむ。豈に哀からずや。 こ …
読書目安時間:約32分
支那四千年の史乘、始皇の前に始皇なく、始皇の後に始皇なし。瞶々者察せず、みだりに惡聲を放ち、耳食の徒隨つて之に和し、終に千古の偉人をして、枉げて桀紂と伍せしむ。豈に哀からずや。 こ …
晋室の南渡と南方の開発(旧字旧仮名)
読書目安時間:約15分
この論文を讀む人は、更に大正十四年十二月發行の『白鳥博士還暦記念東洋史論叢』中に收めた拙稿「歴史上より觀たる南北支那」を參照ありたい。 晉室の南渡は支那の世相の一大廻轉で、種々の方 …
読書目安時間:約15分
この論文を讀む人は、更に大正十四年十二月發行の『白鳥博士還暦記念東洋史論叢』中に收めた拙稿「歴史上より觀たる南北支那」を參照ありたい。 晉室の南渡は支那の世相の一大廻轉で、種々の方 …
創建清真寺碑(旧字旧仮名)
読書目安時間:約18分
創建清眞寺碑は支那の陝西省西安府城學習巷の清眞寺内に在る。支那に於ける囘教の傳來を記した最古の石碑として、囘教徒の間には非常に珍重されて居る。碑文に據ると唐の玄宗の天寶元年(西暦七 …
読書目安時間:約18分
創建清眞寺碑は支那の陝西省西安府城學習巷の清眞寺内に在る。支那に於ける囘教の傳來を記した最古の石碑として、囘教徒の間には非常に珍重されて居る。碑文に據ると唐の玄宗の天寶元年(西暦七 …
大師の入唐(旧字旧仮名)
読書目安時間:約1時間2分
緒言 毎年この六月に、弘法大師降誕會が主催となり、東西の碩學を聘して講演會を開き、大師の遺風餘徳を偲ぶといふことは、極めて結構な企と思ふ。古人を尚友すと申して、過去の偉人を修養の手 …
読書目安時間:約1時間2分
緒言 毎年この六月に、弘法大師降誕會が主催となり、東西の碩學を聘して講演會を開き、大師の遺風餘徳を偲ぶといふことは、極めて結構な企と思ふ。古人を尚友すと申して、過去の偉人を修養の手 …
大秦景教流行中国碑に就いて(旧字旧仮名)
読書目安時間:約41分
私は明治四十三年四月の『藝文』に、「西安府の大秦景教流行中國碑』といふ論文を發表した。そののち大正十二年の六月に、景教碑の模型の京都帝國大學到着を記念すべく開かれた史學研究會で、「 …
読書目安時間:約41分
私は明治四十三年四月の『藝文』に、「西安府の大秦景教流行中國碑』といふ論文を發表した。そののち大正十二年の六月に、景教碑の模型の京都帝國大學到着を記念すべく開かれた史學研究會で、「 …
東漢の班超(旧字旧仮名)
読書目安時間:約9分
數多き支那古今の人物の中に就いても、吾が氣に入つた人物といふと、一寸選擇に迷惑する。吾が輩の如き、史實調査に從事するものは、人物の表裏功過ともに承知するだけ、それだけ氣に入つた人物 …
読書目安時間:約9分
數多き支那古今の人物の中に就いても、吾が氣に入つた人物といふと、一寸選擇に迷惑する。吾が輩の如き、史實調査に從事するものは、人物の表裏功過ともに承知するだけ、それだけ氣に入つた人物 …
東西交通史上より観たる日本の開発(旧字旧仮名)
読書目安時間:約40分
私の講演は「東西交通史上より觀たる日本の開發」といふ題目である。他の講師方の講演題目は、日本の開國の當時、若くは開國以後に關することが多いが、私の講演は寧ろ開國以前に關するもので、 …
読書目安時間:約40分
私の講演は「東西交通史上より觀たる日本の開發」といふ題目である。他の講師方の講演題目は、日本の開國の當時、若くは開國以後に關することが多いが、私の講演は寧ろ開國以前に關するもので、 …
東洋史上より観たる明治時代の発展(旧字旧仮名)
読書目安時間:約20分
歳月流るるが如く、明治天皇の後登遐後、早一年を經た。去る者は日に疎しといふが、千古の大英主たる明治天皇の御鴻徳のみは、深く我が國民の腦裡に印して、決して忘るることが出來ぬのみか、却 …
読書目安時間:約20分
歳月流るるが如く、明治天皇の後登遐後、早一年を經た。去る者は日に疎しといふが、千古の大英主たる明治天皇の御鴻徳のみは、深く我が國民の腦裡に印して、決して忘るることが出來ぬのみか、却 …
東洋人の発明(旧字旧仮名)
読書目安時間:約20分
この論文を讀む人は、拙稿「紙の歴史」「カーター氏著『支那に於ける印刷の起源』」及び拙著『蒲壽庚の事蹟』(本全集第五卷所收)に載せた、支那に於ける羅針盤の使用に關する記事を參照ありた …
読書目安時間:約20分
この論文を讀む人は、拙稿「紙の歴史」「カーター氏著『支那に於ける印刷の起源』」及び拙著『蒲壽庚の事蹟』(本全集第五卷所收)に載せた、支那に於ける羅針盤の使用に關する記事を參照ありた …
那珂先生を憶う(旧字旧仮名)
読書目安時間:約16分
文學博士那珂先生の卒去は實に突然の事で、吾輩は今猶夢の如く思ふ。左に少しく先生に就て知れる事實を紹介致さう。何分客舍匆卒の際であるから、年月や書名などには、多少の間違はあるかも知れ …
読書目安時間:約16分
文學博士那珂先生の卒去は實に突然の事で、吾輩は今猶夢の如く思ふ。左に少しく先生に就て知れる事實を紹介致さう。何分客舍匆卒の際であるから、年月や書名などには、多少の間違はあるかも知れ …
蒲寿庚の事蹟(旧字旧仮名)
読書目安時間:約25分
本論 一大食人の通商 西暦八世紀の初頃から、十五世紀の末に、ヨーロッパ人が東洋に來航する頃まで、約八百年の間は、アラブ人が世界の通商貿易の舞臺に立つて、尤も活躍した時代で、殊に西暦 …
読書目安時間:約25分
本論 一大食人の通商 西暦八世紀の初頃から、十五世紀の末に、ヨーロッパ人が東洋に來航する頃まで、約八百年の間は、アラブ人が世界の通商貿易の舞臺に立つて、尤も活躍した時代で、殊に西暦 …
歴史上より観たる南支那の開発(旧字旧仮名)
読書目安時間:約12分
この論文を讀む人は、更に大正十四年十二月發行の『白鳥博士還暦記念東洋史論叢』中に收めた拙稿「歴史上より觀たる南北支那」(本全集第二卷所收)を參照ありたい。支那には古來南北の區別があ …
読書目安時間:約12分
この論文を讀む人は、更に大正十四年十二月發行の『白鳥博士還暦記念東洋史論叢』中に收めた拙稿「歴史上より觀たる南北支那」(本全集第二卷所收)を參照ありたい。支那には古來南北の區別があ …
老子化胡経(旧字旧仮名)
読書目安時間:約14分
如何なる宗教でも、他の國民の間に傳播して行く際には、その國民の有して居つた舊信仰と衝突するものである。佛教も支那に東漸してから、支那人固有の道教儒教と衝突した。殊に道教とは尤も長く …
読書目安時間:約14分
如何なる宗教でも、他の國民の間に傳播して行く際には、その國民の有して居つた舊信仰と衝突するものである。佛教も支那に東漸してから、支那人固有の道教儒教と衝突した。殊に道教とは尤も長く …
“桑原隲蔵”について
桑原 隲蔵(くわばら じつぞう、1871年1月27日〈明治3年12月7日〉 - 1931年〈昭和6年〉5月24日)は、日本の東洋史学者・京都帝国大学教授。文学博士。1898年に出版された著書(中等東洋史.上巻/中等東洋史.下巻)は、東洋史教科書の定番となった。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“桑原隲蔵”と年代が近い著者
きょうが誕生日(8月16日)
井上貞治郎(1881年)
きょうが命日(8月16日)
津田梅子(1929年)
今月で生誕X十年
今月で没後X十年
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(没後150年)
フリードリッヒ・エンゲルス(没後130年)
細井和喜蔵(没後100年)
島木健作(没後80年)
戸坂潤(没後80年)
パウル・トーマス・マン(没後70年)
河本大作(没後70年)
高見順(没後60年)
安西冬衛(没後60年)
塚原健二郎(没後60年)
信時潔(没後60年)
池田勇人(没後60年)
木下夕爾(没後60年)
今年で生誕X百年
平山千代子(生誕100年)
今年で没後X百年
大町桂月(没後100年)
富ノ沢麟太郎(没後100年)
細井和喜蔵(没後100年)
木下利玄(没後100年)
富永太郎(没後100年)
エリザベス、アンナ・ゴルドン(没後100年)
徳永保之助(没後100年)
後藤謙太郎(没後100年)
エドワード・シルヴェスター・モース(没後100年)