司馬遷が支那の學者達に推奬される程、それ程の大歴史家であるかは、一の疑問と思ふ。率直にいふと、私は彼の史才や史筆に就いて、飽足らなく感ずる點が尠くない。併し彼の作つた『史記』は支那歴史の正史の模範となり、支那の史學界、否更に廣く東亞諸國の史 …
著者 | 桑原隲蔵 |
ジャンル | 歴史 > アジア史・東洋史 > 中国 |
初出 | 「史學研究 第一卷第一号」広島史学研究会、1929(大正2)年8月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約13分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約22分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
贏