“吊革”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つりかわ60.0%
つりかは20.0%
つりがわ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
友よ、友よ、君たちはいる、にこやかに新しい書物をかかえながら、涼しい風の電車の吊革つりかわにぶらさがりながら、たのしそうに、そんなに爽やかな姿で。
鎮魂歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
が、やつと隅の吊革つりかはにつかまつて、懐に入れて来た英訳の露西亜ロシア小説を読み出した。何でも革命の事が書いてある。
寒山拾得 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
こん度の本所ほんじょから来た車は、少し透いていたので、純一は吊革つりがわに掴まることが出来た。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)