“吊手”の読み方と例文
読み方割合
つりて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早四郎は障子を開けたなと思っていますと、ぷつり/\と、吊ってありましたかや吊手つりてを切落し、寝ている上へフワリと乗ったようだから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
駕籠のうちは、事変の直後、一番使者として江戸を立った早水はやみ藤左衛門と萱野かやの三平が、駕籠の天井から晒布さらし吊手つりてを下げてすがり、頭には白鉢巻、腹にも白布しらぬのを巻いて、乗っていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本堂のすみなる蚊帳かや吊手つりてかな
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)