“吊上”の読み方と例文
読み方割合
つりあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヘリコプターがとんできて、空中吊上つりあげのはなわざをやったことは、牛丸少年の話だけで、それを証明するものがなかった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
製品の価格を不法に吊上つりあげ、大多数の消費者たる無産階級を層一層物価の暴騰ぼうとうに由ってくるしめる結果を生じます。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
更に畚に乗せて再び吊上つりあげると、今度もまた中途から転げ落ちた。お杉の霊魂たましいこの窟を去るのを嫌うのであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)