“暴騰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうとう66.7%
あが16.7%
ばうとう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひどい旱魃かんばつがつづいて、諸国窮民きゅうみんにみち、道にあわれな屍臭ししゅうが漂い、都下の穀物は暴騰ぼうとうし、ちまたの顔は干からび、御所の穀倉すら貢物こうもつなく
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はしけ伝馬船てんません払底ふっていを告げて、廻船問屋は血眼ちまなこで船頭をひっぱり合っているし、人夫や軽子かるこの労銀は三割方も暴騰あがったというが、それでも手をあけている労働者は見あたらなかった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野田のだ郷里きやうりからは比較的ひかくてきちかいので醤油藏しやうゆぐら段々だん/\發達はつたつしてくにれてやとはれて壯丁わかものえてた。郷里きやうりでは傭人やとひにん給料きふれう暴騰ばうとうしてほどどの村落むらからも壯丁わかものつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)