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窮民
ふりがな文庫
“窮民”の読み方と例文
読み方
割合
きゅうみん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゅうみん
(逆引き)
ひどい
旱魃
(
かんばつ
)
がつづいて、諸国
窮民
(
きゅうみん
)
にみち、道にあわれな
屍臭
(
ししゅう
)
が漂い、都下の穀物は
暴騰
(
ぼうとう
)
し、
巷
(
ちまた
)
の顔は干からび、御所の穀倉すら
貢物
(
こうもつ
)
なく
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
衣食の計に追われている
窮民
(
きゅうみん
)
の苦痛に
比
(
くら
)
べれば、六十何銭かを歎ずるのは勿論
贅沢
(
ぜいたく
)
の
沙汰
(
さた
)
であろう。けれども苦痛そのものは窮民も彼も同じことである。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは領内の
窮民
(
きゅうみん
)
または
鰥寡
(
かんか
)
孤独の者で、その身がなにかの
痼疾
(
こしつ
)
あるひは
異病
(
いびょう
)
にかゝつて、容易に
平癒
(
へいゆ
)
の見込みの立たないものは、
一々
(
いちいち
)
申出ろといふのであつた。
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
窮民(きゅうみん)の例文をもっと
(4作品)
見る
窮
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
民
常用漢字
小4
部首:⽒
5画
“窮”で始まる語句
窮
窮屈
窮命
窮鼠
窮鳥
窮迫
窮地
窮余
窮乏
窮策
“窮民”のふりがなが多い著者
吉川英治
岡本綺堂
芥川竜之介