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屍臭
ふりがな文庫
“屍臭”の読み方と例文
読み方
割合
ししゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ししゅう
(逆引き)
ひどい
旱魃
(
かんばつ
)
がつづいて、諸国
窮民
(
きゅうみん
)
にみち、道にあわれな
屍臭
(
ししゅう
)
が漂い、都下の穀物は
暴騰
(
ぼうとう
)
し、
巷
(
ちまた
)
の顔は干からび、御所の穀倉すら
貢物
(
こうもつ
)
なく
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて二三日すると、屍体はあらかた引取られましたが、それでもまだ二三十体は残つてゐました。それがそろそろ
屍臭
(
ししゅう
)
を発しはじめたのです。
死児変相
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
闇の中に、鼻をつく
屍臭
(
ししゅう
)
、氷の様に冷え切った死体。目がなれるに随って、ほのかに浮出して見える、恐ろしい死人の顔。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
屍臭(ししゅう)の例文をもっと
(8作品)
見る
“屍臭”の意味
《名詞》
屍臭(ししゅう)
屍が発する臭(にお)い。
(出典:Wiktionary)
屍
漢検準1級
部首:⼫
9画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“屍”で始まる語句
屍
屍骸
屍体
屍山血河
屍體
屍衣
屍蝋
屍灰
屍姦
屍肉
“屍臭”のふりがなが多い著者
高見順
梅崎春生
吉川英治
神西清
江戸川乱歩
太宰治