“屍姦”の読み方と例文
読み方割合
しかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁抹人デンマアクじんが話したのでは、四川や広東には六年いても、屍姦しかんの噂は聞かなかったのが、上海では近々三週間の内に、二つも実例が見当ったそうです。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
屍姦しかんだとか、人形をもてあそんだりする人達の気分が、なんだか判るような気がしたことである。
人造物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
死人をよそおうて悪事を働らく等、その他、迷信的の薬物たる臓器の獲得、埋葬品の奪掠だつりゃく屍姦しかん等の事跡の誤認、誤伝せられたるものなるを以て、容易に真相を捕捉し難きうらみあり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)