“屍灰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかい50.0%
はい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゴチック風の表飾りのある旅館の湿気しけた寝台のうへには、滅びた恋の野辺の送りをするために、屍灰しかいさながらのあじわひをたがいの唇のうへになほも吸ひ合ふ恋人たちの横たはつてゐるのを。
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)
神秘の火はわれらの弱点を焼きつくし、神聖な剣は煩悩ぼんのうのきずなを断つ。われらの屍灰しかいの中から天上の望みという不死の鳥が現われ、煩悩を脱していっそう高い人格が生まれ出て来る。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
屍灰はいじゃありませんか。ね、いいですか? それは屍灰はいにすぎないんですよ。
屍灰はいより生まるる