“屍山血河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しざんけつが90.9%
しざんけっか9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また組んずぐれつの肉闘にくとうや、一団の武者と一団の武者との陣列的じんれつてき搏撃はくげきなど、いまやここの終局は悽愴せいそうきわまる屍山血河しざんけつがを描いていた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三国間の戦いは、ただその屍山血河しざんけつがの天地ばかりでなく、今は外交の駈引きや人心の把握はあくにも、虚々実々の智が火華を散らし始めてきた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして! その屍山血河しざんけっかをへだてて、きわまりなき宿業は結ばれるふたつの冷刃が思い合ってすすり泣く!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)