“河内山宗俊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうちやまそうしゅん80.0%
かうちやまそうしゆん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ウム……言われて名乗るも烏滸おこがましいが、練塀小路ねりべいこうじかくれのねえ、河内山宗俊こうちやまそうしゅんたァ俺のことだッ」とでもやられて見ろ、仮令たといその扇子が親譲りの
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
するとある日、彼等の五六人が、まるい頭をならべて、一服やりながら、例の如く煙管のうわさをしていると、そこへ、偶然、御数寄屋坊主おすきやぼうず河内山宗俊こうちやまそうしゅんが、やって来た。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「坊主だつて油断ならねえですだ。河内山宗俊かうちやまそうしゆんて坊主は、おめえさんも芝居で見て御存じだらうけが、えらい大騙おほかたりでしただ。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
「坊主だつて泥棒をしねェとは限るめェ。河内山宗俊かうちやまそうしゆんだつて大泥棒だァなァ。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)