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烏滸
ふりがな文庫
“烏滸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おこ
86.7%
をこ
13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おこ
(逆引き)
こう申しては、
烏滸
(
おこ
)
のようなれど、いつも道中には、供の者十四、五名は連れ、乗り換え馬の一頭も曳かせて歩く身分の者でござる。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
書についての私の経歴というようなものを、
烏滸
(
おこ
)
がましいのでありますが、一つの挿話としてお聞きをねがいたいのであります。
能書を語る
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
烏滸(おこ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
をこ
(逆引き)
傍
(
かたはら
)
なるバルザツク忽ちその語を
遮
(
さへぎ
)
つて云ひけるは、「君の我等に伍せんとするこそ
烏滸
(
をこ
)
がましけれ。我等は近代文芸の
将帥
(
しやうすゐ
)
なるを」
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
濁醪
(
どぶろく
)
を
引掛
(
ひつか
)
ける者が
大福
(
だいふく
)
を
頬張
(
ほゝば
)
る者を
笑
(
わら
)
ひ
売色
(
ばいしよく
)
に
現
(
うつゝ
)
を
抜
(
ぬ
)
かす者が
女房
(
にようばう
)
にデレる
鼻垂
(
はなたらし
)
を
嘲
(
あざけ
)
る、之れ皆
他
(
ひと
)
の
鼻
(
はな
)
の
穴
(
あな
)
の
広
(
ひろ
)
きを
知
(
しつ
)
て
我
(
わ
)
が
尻
(
しり
)
の
穴
(
あな
)
の
窄
(
せま
)
きを
悟
(
さと
)
らざる
烏滸
(
をこ
)
の
白者
(
しれもの
)
といふべし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
烏滸(をこ)の例文をもっと
(8作品)
見る
“烏滸”の解説
烏滸(おこ)とは、馬鹿げていてあるいは滑稽で人の笑いを買う様な有様を指す。
(出典:Wikipedia)
烏
漢検準1級
部首:⽕
10画
滸
漢検1級
部首:⽔
14画
“烏”で始まる語句
烏
烏帽子
烏賊
烏合
烏瓜
烏羽玉
烏有
烏丸
烏金
烏山
“烏滸”のふりがなが多い著者
吉川英治
アーサー・コナン・ドイル
木下杢太郎
三上於菟吉
徳冨蘆花
西田幾多郎
倉田百三
南方熊楠
谷崎潤一郎
内田魯庵