“をこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヲコ
語句割合
烏滸42.1%
嗚呼15.8%
15.8%
烏許10.5%
嗚滸5.3%
御子5.3%
鳴呼5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濁醪どぶろく引掛ひつかける者が大福だいふく頬張ほゝばる者をわら売色ばいしよくうつゝかす者が女房にようばうにデレる鼻垂はなたらしあざける、之れ皆ひとはなあなひろきをしつしりあなせまきをさとらざる烏滸をこ白者しれものといふべし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
嗚呼をこがましけれど雪三せつざう生涯しやうがい企望のぞみはおまへさましん御幸福ごかうふくばかりと、ひさしてことばりつ糸子いとこおもてじつとながめぬ、糸子いとこ何心なにごゝろなく見返みかへして、われ花々はな/″\しきにならんのねがひもなく
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんのおたなものゝ白瓜しろうりんなこと仕出しいだしませう、をこるならをこれでござんすとて小女こをんなひつけてお銚子ちようし支度したく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
われを、いざ、みて立て。烏許をこともがら
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
まことにわれ汝等なんぢらに告ぐ——嗚滸をこなりや、忘れやしつる——
(旧字旧仮名) / アダ・ネグリ(著)
「なに貴女あなたそれほどでも有りますまいで……なんでもいたほどではないものどす……そー御心配しやはると御子をこはんより貴女あなたほうが御よはりどすえ」
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
とみに答ふべき詞なきを、真女児一〇七わびしがりて、女の浅き心より、一〇八鳴呼をこなる事をいひ出でて、一〇九帰るべき道なきこそおもなけれ。