“あゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嗚呼32.7%
26.0%
彼様6.7%
6.7%
彼樣6.7%
5.8%
嗟乎1.9%
1.9%
嗚呼戯1.9%
1.9%
吁々1.0%
呼呵1.0%
嗟吁1.0%
嗟呼1.0%
如彼1.0%
1.0%
那如1.0%
那麽1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市民と市吏と警察吏とが豹変常なき新聞記者を中間にして相互の欠点を狙ひ合つてゐる気味悪い都会。その片隅に嗚呼自分のがある。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
いたく、性命を尊みて、これより、我より、當來より、なに物か、えまほしく、求めてやまず……、人は、當來に、豐なるを望む。
彼様なことをゃる、悋気などはございません、何時でも往って来い、彼様やって心中する処を旦那のお蔭で助かったのだから、浪島の旦那がお前を
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
尊い上人様の御慈悲は充分了つて居て露ばかりも難有う無は思はぬが、にもにもならぬことぢや、相手は恩のある源太親方、それに恨の向けやうもなし
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
『ほんとはそれ許りぢやありませんの。若しか先生が、私に彼樣言つて置き乍ら、御自分はおりにならないのですと、私許り詰りませんもの。』
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
私は小鹿野の奥の権作と申しますもので、長左衛門様には何程御厚情をりましたとも知れませぬ、——で旦那様はした御最後——が
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
嗟乎べし、かゝる美人辺鄙れ、昏庸頑夫の妻となり、巧妻拙夫れてり、荊棘らん事たり。
知る者もなりと雖も不開化などといふ者もあらんかしむべしとしむべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嗚呼戯——と私は吐息を衝きながら、何と夥しい不孝を感じながらも、その単に飽くまでも生真面目さうに一方ばかりを睨んだまん丸い眼玉、陰影の無い武張つた大面
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
殊更に自分の歡心を買はうとすることろが見える。『した性質の人だ!』と智惠子は考へた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
吁々に非ず、何處までの浮世なれば、心にもあらぬなさに、互ひの胸の隔てられ、恨みしものは恨みしまゝ、恨みられしものは恨みられしまゝに、あはれ皮一重を堺に
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
思ひ胸に迫りて、吁々太息に覺えず我れにりてぐれば日は西山に入りて、峰の松影色黒み、落葉ふ谷の嵐、夕ぐれ寒く身にみて、ばら/\と顏打つものは露か時雨か。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
嗟吁人生の短期なる、昨日の紅顔今日の白頭。忙々促々として眼前の事に営々たるもの、悠々綽々として千載の事をるもの、同じく之れ大暮の同寝。霜は香菊をはず、風は幽蘭をさず。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
そしてまだ如彼れてはいだらう、たいだらうと、さきのやうにれてびしよ/\くのをるとだつたり、をしてがおもしろさうだとさうつたりなんぞしたのが
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
し方が足下の家の息子なりしかとは知ねども容姿もよく若きに似氣なく物柔折屈き人なればは早くも目が附き何處の息子か知ざれど美男の上に温順やと事ならいふ人に娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「阿父さんが那如してゐたんぢや、幾ら稼いだツて到底遣切れやしないわ。もう家を飛出して了はうかも思ふこともあるけれども……」
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
那麽いふ男は、今の時世ぢや全く珍しい。』と主筆が鷹揚に嘴をんだ。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)