“時雨”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しぐれ82.0%
しぐ17.1%
しぐら0.5%
ときにあめ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“時雨”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ベデカア氏は月夜げつやの光景をめたが、この下で折柄をりから時雨しぐれに立濡れた僕の感じも悪くなかつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「そうら、ごらんなさい——さんさ時雨しぐれが万葉に変りました。この次には、カッポレや隆達が飛び出さないとも限りません」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
時雨しぐらんだような薄暗さのなかに、庸三は魂をいちぎられたもののように、うっとりと火鉢ひばちをかかえて卓の前にいた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
見通しもかないほどひろい原野の夕暮れは、ひとときッと輝いて、あとはたちまち時雨しぐれるようなうす墨であった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
芝居のなかも暗く時雨しぐらんだようで、底冷えが強く、蒲団をけていても、膝頭ひざがしらが寒かった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「五日。微晴。時雨ときにあめ。藩邸より伏見夜船賃受取。夕刻煙草屋藤助一六船利徳丸へ乗組、新堀迄出帆。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)