“厳冬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
マローズ40.0%
げんとう40.0%
まふゆ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうの雪の上にけさの雪が降りつもり、また明日の新しい雪がその上に降りつんで、モスクヷの十二月は、厳冬マローズに向ってすすんでいる。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
夜分などはヤクの乾したふんを沢山集めそれを燃して暖気だんきを取らないとどうも寒くてたまらぬ。日本の厳冬げんとうの間よりもなお厳しい寒さを感じたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
雪ふりしきる厳冬まふゆのさ中に、花を尋ねても、花はどこにもありませぬ。これがとりも直さず「色すなわち是れ空」です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)